女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

はじめに ~女風との出会い

女風の存在を知ったのは、2018年秋のこと。

私は当時出版社で働いていたのですが、他部署の記者から「ねぇねぇ、女性向けの風俗があるんだけど知ってる?」と訊かれたことがきっかけでした。「ううん、知らなーい」と答えてその場は終わり、興味もなかったので検索すらせず(*その時既に現夫と付き合っていました)。けれど恋人期間中、そして入籍してからも「体の関係が全くない」という事実が、どんどん重くのしかかっていったのです。

 

夫はある理由により、現在性行為が出来ない状態です。交際当初はそのことを知らされておらず、しばらく経ってから「実は」と打ち明けられました。そう言われた時は「あ、そうなんだ。けど一生出来ないわけじゃないだろうし、別に問題ないでしょ」と軽く考えてしまったんですよね…。一緒に住み始めてから、その苦しみは一層大きくなりました。

 

それなりに年齢を重ねていることもあって、過去に何度か同棲経験があります。好きな人と同じ家で暮らすのは毎回楽しかったですし、頻度は違えど夜の生活も当たり前にありました。でも夫とはそれがない。ただの一度も、です。もちろん分かった上で結婚したのですが、ベッドの上で触れ合えないことがこんなに辛いとは想像もしなかった。気が付くと私は、夫に隠れて毎晩涙を流すようになっていました。精神的にも肉体的にも、このままではマズイ。どうにかしなければ…。

 

そこで突如思い出したのです、「女性向けの風俗」という言葉を。早速先の記者からお店をリストアップしてもらい、同時に自分でもいろいろ調べて情報を集めました。

まず、個人でやっているところや「無料です」と謳っているところは危険なので除外。あとはきちんと無店舗型性風俗特殊営業の届け出をしているか、経営方針やセラピスト(=施術スタッフ)の教育がしっかりしているか、定期的に性病検査を行っているか、明朗会計か、等々。大体のアタリを付けたら、お店のHPで写真やプロフィールを見て好みのタイプを吟味。完全に顔出ししているケースは少なく大抵ボカしてあるため、セラピスト自身が発信しているSNS・日記等を熟読して人柄や仕事ぶりを確認。お店HP内の口コミも一応チェックしますが、私はユーザーではなく本人発信のものを読むのが好きです。文体や語り口調、言葉の使い方等から、多くのことが読み取れます。

 

これまで人並みに恋愛をして修羅場もくぐってきたけれど、一夜の過ちとか行きずりの関係とか、そういう経験はありません。だから初対面の男性と2人きりで密室に入る、ということ自体がすごく怖かった。力では絶対に勝てないし、たとえ何か起きても自己責任です。そんなわけで、調べ始めてから実際に利用するまでは約3ヵ月掛かりました(初利用は201911月)。

でも、今では「あのとき勇気を出して本当に良かった!」と思っています。もし女風に興味を持っている方がいらしたら、よければこのブログも参考にしてみてください。勧めもしませんし止めもしませんが(笑)、“一利用者のリアルな声”というのは間違いないです。

なお、お店及びセラピストの名前等を明かすつもりは全くございません。その点はご理解頂ければと思います。宜しくお願い致します。