女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

祝・初の昇天!(※なれど、ここで一旦女風の利用を休止します)

担当セラピスト=F店/Tさん(30代前半・爽やか系・気配り上手・超絶テクニック・女性にとことん寄り添うタイプ、そして意外と着痩せするタイプ笑)

 

以前、「お会いしたセラピストさんには、『なぜ女風の仕事をしているのか』を訊く」と書きました。それはずっと変わらないですが、尋ねるまでもなく、HP上でその理由を詳しく綴っている方が。「素敵な理由だなぁ」と感じて彼のことが気になり、日記やSNSをチェック。仕事への向き合い方、女性に対する思いなどを可能な限り読み込みました。本業がタイ古式マッサージの施術師であることや、ルックス・雰囲気が好みであること(顔出しはしていないものの、写真のボカシが薄いため大体分かる)にも後押しされて指名を決意。名前はTさん。

 

いざ、当日。約束の時間より15分ほど早く着いたのですが、待ち合わせ場所が某駅の地下街だったため「そんなに寒くないし、のんびり待っていよう」と目的地へ。その道中、壁際に佇む男性の中に、セラピストさんの特徴(服装や背格好など)と合致する方がいて一瞬目が合ったけれど、話し掛けて別人だったら激烈気まずいので(笑)スルー。待ち合わせ場所に着き、「ちょっと早いですが今到着しました」とLINE送信。すると先ほどの男性がすぐさま駆け寄って来て、「やっぱりそうでしたか」とにっこり。「そうかなぁと思ったんですが、まだ時間じゃないし声掛けたら悪いかなって。でも連絡くれたから来ちゃいました♪ こんな感じ(自分の顔を指差しながら)ですけど大丈夫ですか?」。

好みのタイプかどうか、キャンセルしないでOKかどうかを確認してくれたセラピストは初めてです。仮に大丈夫じゃない場合でも、あちらから訊いてくれるのとくれないのでは言いやすさが全く違いますゆえ、その心配りに感動。そして、改めてお顔を拝見して「わぉ、ものすごくタイプ♡」と思いました。たれ気味の優しい目元、凛と通った鼻筋、美しい歯、そして爽やか且つクシャッとしたかわいい笑顔。非の打ちどころがありません。気遣いの仕方や話し方が素敵な時点で心はほぼ開いていたのですが、プラスお顔もどストライクとはラッキーです。

 

歩き出してからも、「外で手繋いだらマズイとかあります?」と確認した上で手を握ってくれたり、常に目を見て&笑顔で話してくれたりと、ユーザーを全力で安心させてくれます。お顔もかなりのイケメンでしたが、私には心のイケメン度のほうが際立って見えました。入店してまだ日が浅いにも関わらず、既に人気が高いのも頷けます。

 

ホテルに着き、ソファーに座ってカウンセリング。してほしいこと、してほしくないことの確認や、「普段からタイ古式マッサージによく行くので、可能ならそれもやって欲しい」旨などを伝えました。日記の文体から「時間を掛けて話すタイプだろうな」と想像していたため、意外とあっさりカウンセリングが終了して拍子抜け。けれど、私が外して無造作に置いたアクセサリー類の下に、さり気なくティッシュを敷いてくれたり(小物入れがなかったので、指輪やネックレスを空の灰皿へそのままポンと入れていました・笑)、充電していたスマホを画面が見えないよう裏返しにしてくれたりと、細やかな気配りがいっぱい。言葉での会話はそんなに多くないけれど、心での会話は十分でした。

 

シャワー後、まずは普通のマッサージ。さすが本業、手つきが違います。全身をほぐしながらコリや不調の原因、及び解消法について話してくれるのですが、施術も口調も本格的で、思わず本来の目的を忘れそうに。「これで腰も肩も楽になるはずですよ」「ありがとうございます」「ではオイルマッサージに移りますね」「あ、そうでした(笑)」という具合。オイルマッサージに移行してからも、うつ伏せの時はごくごく普通のマッサージ。リンパの流れがよくなりそ~うと思っていたら、「じゃあ仰向けになりましょうか」。

 

ここからTさんは、性感モードへググッと舵を切ります。仰向けになると、私の足元へ移動し「自分が◯◯さんの脚の間に入るので、もう少し広めに開いてもらっていいですか?」とのお達し。ということはつまり、正常位スタイルで、ガッツリ見つめ合っての施術です。「うおー、恥ずかしい。出来るかなぁ…」と心配でしたが全然出来ました(笑)。心の距離が縮まっていれば、ちょっと恥ずかしいことでも抵抗なく出来るものなのかもしれません。

 

最初はお腹や腕をマッサージしてくれていたので、目を見ながら楽しく喋っていたのですが、その手が胸に伸びてきたあたりからぱったり喋れなくなりました。今までもオイルマッサージをしてもらったことはあるけれど、多くはうつ伏せの状態での施術で、パーツも脚と背中が中心。胸を重点的にという経験はありません。しかも彼の場合、オイルをたっぷり垂らし、両手で円を描くように乳房を刺激しつつも、バストトップには決して触れないのです(その時間が予想外に長い)。焦らして焦らして、もう限界というところでやっと少しだけフェザータッチ。そしてまた焦らす。これを何度か繰り返されたので、バストトップを口に含まれた時は、それだけでどうにかなりそうでした(笑)。

 

秘部の攻め方も基本的にその方式で、最初は触れるか触れないかギリギリのライン。焦らしては触れ、触れては焦らしを繰り返し、これまた限界まで焦らしてから舐める。その触れ方、舐め方も画一的ではなく、バリエーションが大変豊か。加えて秘部+胸、秘部+脚、秘部+耳というように、二点攻めをしてくれることが多いため、より一層気持ちがいいのです。やがて得も言われぬ快感が体中を突き抜け、頭が真っ白になって、いわゆる外イキで果てました(女風の利用で昇天したのは初めてです)。

 

ぐったりしていると、Tさんがお茶を差し出してくれます。その後、「まだ大丈夫?」と優しく訊かれて「うん」と答えたら、今度は指での攻め開始。これも最初は優しく、徐々に激しく。でも何だろう、今までに経験したことのない指の動きです。途中までは「一体どうやってるんだろう?」と考えたりしていたけれど、気持ちよすぎて思考が停止。方法などどうでもよくなり、ただただ至福の時を満喫しました。本当に本当に、ものすごく気持ちよかった。

 

Tさんは、触り方や舌の動き、指の動きもさることながら、その“音”と“声”、そしてギャップが素晴らしかったです。普通に喋っている時はとても穏やかで優しくて、どう見ても草食系の好青年。なのにプレイ中は肉食系で完全にSです。事前に「SMか?」の話はしなかったけれど、私の手や脚を押さえつける時の力加減、プレイ中に発する言葉、息遣い、目の表情などに顕著にそれが表れていたため、語らずとも分かりました。あとは音。どこをリップする時もわざと大きく卑猥な音を立てて、聴覚でも女性を感じさせようとしているのが明白です。プレイ中の声は低く&野太くて、普通のマッサージ中とは別人のよう。だからと言って気配りを忘れているわけではないので、ユーザーの様子を見ながら&その人に合わせて臨機応変に対応しているんだと思います。お見事。

 

ピロートークの時に初めて気付いたのですが、「私、お漏らしでもしたの?」というくらいシーツがぐっしょり濡れていました。「冷たっ! え、何これ⁉︎」と驚いていたら、「すごいいっぱい出てたよ♪ 気付かなかった?」とにっこり。本当に気持ちいい時って、自分の身体がどうなっているのか、その最中は分からないものなんでしょうか(笑)。ピロートーク中も腕や背中、腰などをフェザータッチしてくれたのですけれど、どこを触られても気持ちがよくて、まさに全身性感帯状態。快感があんなに持続したのは初めてで、実に幸せな時間を過ごさせてもらいました。

訊けばTさん、2年前にもセラピストの仕事をしていて、その時「自分にはマッサージの技術が足りない」と感じ一から勉強したそうです。つまり、満を持して女風界に戻ってきたわけですね。「普通のマッサージ、性感マッサージ、そしてメンタル(心理カウンセラーの資格も取得済み)。その全部をカバーしながら、生涯女性を癒やす仕事をしていきたい」と語ってくれました。将来独立でもしてそれが実現した暁には、必ずやあなたの顧客となることをここで勝手に誓います(笑)!

 

その後、イチャついたりいろんな話をしたりしている途中で「あ‼︎」とTさん。時計を見ると、120分コースなのに2時間半が経過しているではありませんか(汗)。しかも30分後には次のお客さんとの待ち合わせ時間が来てしまうという。大急ぎで服を着て、シャワーも浴びずに飛び出していく彼を、「またね~」と半裸で見送りました。

20分後、「何とか間に合いそうです。駅までお送り出来なくて本当にごめんなさい。楽し過ぎて時間を忘れちゃいました」とフォローのLINE。「うむ、ちゃんとしていますなぁ」と感心しつつ携帯を鞄の奥底にしまい、夫との待ち合わせ場所へ。ディナーを堪能して自宅へ帰り、夫が寝てから携帯を見ると、Tさんから謝罪と反省のLINEが何通も来ています。あぁ、既読スルーされた=すごく怒ってると思ったのかな。「単に夫が寝るまでレスを控えてただけで、全然気にしてないよ。それより、とっても楽しかった&気持ちよかったからまた是非に♪」と送ったら「良かったぁ~! ノーレスだからきっと嫌われちゃったんだと思った。じゃあまた会えるね♡」との返信。そのあとも似たようなラリーを就寝するまで楽しみましたが、こういうやり取りはラブラブ期のバカップルみたいで(笑)楽しいですね。

 

でも、次にTさんと連絡を取るのは今度指名する時です。しかもコロナ問題が収まってからとなれば当分先になりそうだけれど、もう人柄もプレイ内容も分かったので、予約以外での用事は何もありません。逆にここから頻繁に連絡を取ってしまうとかえって問題があるというか、場合によっては“沼る”可能性が出てきます。

私がもし20代…つまりいろんな面で経験値が不足していたり、「恋人以外の誰かと関係を持つなんて信じられない!」と考えていた時代に彼と出会っていたら、ちょっとヤバかったかもなぁと思いました。あの顔とあの優しさ、そしてあのテクニックをもって接客されたら、普通の男性の元へスッと戻れる自信はそんなにない(笑)。ガチ恋とはいかないまでも、身の丈以上に(要は金銭的な無理をして)たくさん指名し、より高い頻度で会う努力をしてしまった気がします。ヘタをすると、他の顧客(常連さん)への嫉妬心やライバル心すら抱いてしまったかも…。Tさんは間違いなく良いセラピストだけれど、ユーザーへの距離が少しだけ近すぎるかもしれません。

 

“ほどほどの距離感”というのはどんな仕事においても大切ですが、女風においてはより重要かと思います。私が思う優秀なセラピストの条件は、技術や心配りが素晴らしいことはもちろん、「必要以上にハマらせないこと、沼らせないこと」というのが入ります。施術中は恋人同士みたいに接して欲しい。でも、それ以外はビジネスライクでいい。“代金を支払っていない時間”までも夢を見させてくれなくていい。それがひいてはユーザーのためになるし、同時に自己防衛にもなると思います。

 

Tさん以外にも、甘い言葉を送ってくれるセラピストさんはおられます。私は現在既婚者だし、ある程度経験を積んでいる年齢だし、仕事柄そういう耐性もあるからスルーできる…というか「あぁ、ハイ。営業メールお疲れさまです」と流せるけれど、若くて独身で彼氏もいない時期であれば、かなりの高確率で沼っていたと予想できます。今のように、「また会いたいな♡」というメールを「そろそろ予約いかがですか」と正しい意味に即変換して読むことは、当時の私では恐らく難しかった。

女風は楽しかったり癒やされたりする反面、やはり男女が肌を合わせて濃密な時間を過ごしたり、恋人のようなセリフを囁き合ったりするわけだから、それ相応の危険もはらんでいる。約4ヵ月間利用してみて強くそう感じたので、ユーザーの一人として、そのことをお伝えできたらと思います。ブログタイトル内に「用法・用量を守って」という文言を入れたのは、生意気ながらそういう意味を込めてのことです。裏を返せば、健全&適度に利用するなら、これほど楽しくて気持ちいい娯楽は他にないかもしれません。

 

さて、前述した通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、上記の施術(2月中旬実施)をもって女風の利用を当面控えます。よってこのブログも次にいつ更新出来るか分かりませんので、最後にちょっと真面目な話を書いてみたいと思います。

 

私がこのブログを開設したきっかけは、「リモートワークにより時間が空いたから」と最初に記しました。が、ここのところ、安泰だと思っていた夫の会社(←いわゆる大企業。ちなみに私の勤務先は小さな出版社)でさえも時短勤務や在宅勤務が実施されています。事態は当初想定していたよりずっと深刻で、都市封鎖の可能性もゼロではない状況になってきました。けれど一人一人が冷静且つ慎重に行動し、無駄なパニックを起こさず、分別ある選択をし続ければ、「未知のウイルスにだって勝てるのでは?」とも思います。人類は今までも数々のウイルスに立ち向かい、研究を重ね、ワクチンを開発し、そして共存してきたのですから。

 

戦いはかなりの長期戦になるかもしれませんが、いつかは収束し、やがて終息を迎えると信じています。一日でも半日でも早く、みんなが平穏無事に暮らせる毎日が戻りますように。微力ではありますが、私も自分が出来ることを、日々粛々とやっていくつもりです。何事も積み重ねが大切かと思います。

 

では、またお会い出来るその時まで、皆様どうぞ元気でお過ごしくださいませ。記者としての仕事とは全く違い、この1ヵ月間は何の制約もなく、自由に&好きなように文章を綴れて大変楽しかったです♪ 今日までお付き合い頂きましたこと、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました!