女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム⑮本名or偽名】

「自分の名前、コース名、希望セラピスト名、日付、待ち合わせ時刻&場所、割引の有無、容姿や服装の特徴」。女風を予約する際、先方に伝える情報としては、どのお店も大体こんな感じだと思います。予約名は名字・名前・フルネームのいずれも可、本名でも偽名でもOKです。

 

ちなみに、私はいつも本名(下の名前)で予約しています。なぜかと言うと、「セラピストさんに一度も名前を呼ばれない」ということがないから。

まず、待ち合わせ場所で「◯◯さんですか?」と本人確認のために必ず呼ばれる。ホテルに着いてからは、カウンセリング中にもプレイ中にも名を呼ばれます。特にプレイ中に「◯◯さん、綺麗だよ」「◯◯さん、気持ちいい?」などと囁かれる場合、私は偽名だとどうもピンと来ないし、何となく距離を感じてしまうんですよね。

 

それともう一つ。万一、どこかでセラピストさんと偶然会ってしまった時、偽名のまま声を掛けられでもしたら厄介だからです。確率は相当低いけれど、0%というわけでもない。

 

これは実際にあった話です。

今は役者ですが、かつて生きるために“夜の仕事”をしていた時期がある友人(男性)がいます。その職場では、割と平凡な源氏名(現実でもよくある名前)を使っていました。彼と街を歩いていた時、常連客だった方と出くわしてしまい「◯◯くん、久しぶり~! 元気? 今何してるの?」としつこく言われて大変だったことがあります。その方はだいぶお酒が入っている様子で、「聞き間違いじゃない?」という言い訳が通用しないほど何度も、しかも大きな声で彼の源氏名を呼び続けました。

加えて、私と2人だったらまだよかったのですが、不運なことに、夜の仕事のことを話していない(=つまり知られたくない)人も一緒にいたんですよね…。だから彼は、自分の過去やお客だった方との関係性を、どうにか誤魔化そうと必死に頑張っていた。偽名や源氏名というのは、ハンドルネームやアカウント名と違ってリアルっぽい名が多いため非常に誤魔化しづらく、その後も彼は名前のことで苦労する羽目に。

以上の2点から、私は本名で予約をすることにしています。

 

なお、「お店に本名を知られるのはイヤだ」という方もいらっしゃるかと思います。そういう場合、お店側には偽名で予約を入れておき、セラピストさんに会ってから「予約名は◯◯だけど、◇◇と呼んでほしい」と伝える方法もありますよ。

 

ただし現金ではなくカード払い希望の方は、必然的に本名を明かすことになりますし、利用明細もガッツリ残ってしまいます。女風利用の痕跡を残したくない方や、旦那さんまたはパートナーがお金の管理をしている家庭では、その点十分お気を付けください。