女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

イケメン、三者三様

昨日はイケメンに縁のある一日でした。


まずはランチ先のスタバにて。会社近くのスターバックスは、ありがたいことにかなり広め。そのため、それぞれがソーシャルディスタンスを保って着席しても、結構な数のお客が入れます。私は奥のほうの、深めに腰掛けられるソファー席がお気に入り。昨日もそこで本を読みつつチャイティーラテを飲んでいたら、何とな〜く視線を感じる。本に落としていた目線を上げると、ソファー席からはだいぶ遠いテーブル席に着き、打ち合わせ中と思しき男性と目が合いました。「ガン見されてるけど、もしや会ったことある人なのかな? どうしよう、記憶にない」などと思っている間中(多分6〜7秒)、結構遠いのにお互い視線を外さないという謎の時間が流れました(笑)。



その人は、マスクをしていても一目でイケメンと分かるお顔立ち(俳優の山崎賢人さん似)。イケメンで自信満々だからなのか、私を知り合いと間違えているのか、目で落とす的なゲームなのか、単に近眼で目が合っていることに気付いていないのか。しかし6〜7秒というのはだいぶ長い。その後も何度か目が合ったので、私が知り合いの誰かに似ていたのかもしれません。こんなふうに見知らぬ異性と目が合った時、恥ずかしそうにパッと下を向いたり軽く微笑んだりしたほうが可愛らしいんだろうけど、仕事柄イケメン慣れしているせいか「相当整った顔立ちのサラリーマンだなぁ」などと冷静に観察してしまい、自分で自分にちょっとガッカリ(泣)。



2人目は、帰りの電車内です。脚の長さからいって高身長であろう&きちんと鍛えているに違いない筋肉の付き方をしている、マッチョイケメン。彼の隣が空いていたので座ったのですが、長〜い脚を大きく開いて投げ出したまま体勢を変えません。車内がそこそこ混んできた&隣に他人が座ったにも関わらず、マナーがなっていないというか常識不足というか。その上彼、ずーっと貧乏ゆすり(しかも激しめ)をしているのです。脚を閉じてくれないからその振動が私にも周りの人にも伝わり、途中で「座って帰りたい」気持ちよりも「この不快感と距離を置きたい」気持ちが勝って席を立ちました。彼、ビジュアルはすごく良いのに勿体ないなぁ。



最後は、家の近くの某コンビニ。いつもなら自宅マンションから一番近いコンビニに寄るのですが、今日は気分を変えて別の店へ。そこの店員さんが、「もしやアナタ、若手韓流スターですか?」と思うくらいの超絶イケメン。白くてキメ細かい肌、切れ長の瞳、サラッサラで美しい黒髪、長い手脚、レジを打つのに苦労していそうなほど高い背。でも、何より素晴らしいのはその仕事ぶりです。私は公共料金の支払い2件と、いくつかの買い物をしたのですが、終始簡潔&丁寧な言葉遣いでテキパキ対応してくれました。昨今のコンビニは、レジ袋が要るかの確認、ポイントカード有無の確認、「画面タッチお願いします」の指示、代金やお釣りの受け渡しはトレイ上でと、説明やら何やらが昔と比べてはるかに多い。特に日本語が流暢でない外国人のバイトさんは、本当に大変だろうなと思います。



そのイケメン店員さんは日本人だったけれど、パッと見まだ二十歳そこそこという印象。話し方といい段取りといいベテラン並に素晴らしく、「彼なら将来、どんな仕事に就いても歓迎されるだろうなぁ」と感じました。



男性でも女性でもどんな年齢層の人でも、感じが良いというのはとても魅力的です。勤め先のビルには、共用部分や化粧室に毎日清掃が入るのですが、その清掃をしてくれる女性(恐らく60代後半〜70代前半)がすっごく素敵。いわゆる清掃のおばちゃんという雰囲気ではなく、いつもスポーティーな装いで、今にもランニングを始めそうなコーディネート。履いている靴も、ド派手&オシャレなランニングシューズです。すれ違う際、「おはようございます。今日もカッコイイですね!」と声を掛けると、「うふふ、どうもありがとう♡   あなたもお仕事頑張ってくださいね」と嬉しそうにニコニコ手を振ってくれる。私はそのやり取りと、見事なお掃除力が大好きで、彼女に会えると「ラッキー♪」と思う。イキイキ働いている姿を見たり、笑顔を見たりするだけで元気が出るし、気分が上がるんですよね。



彼女は初対面の時から今日までずっと、一貫してすご〜く感じが良いです。出来る範囲で、私も感じの良い人でありたいなぁと思います。そのほうが、私自身も周りも心地よく過ごせますもんね。



それにしても、マスク姿って想像力(妄想力?)がかき立てられて面白いなと思います。昨日出会ったお三方も、お顔の見えている部分で判断しているに過ぎないから、実際どれくらいイケメンかは分からない。でも、そこがまたいいのです。私は、恋人でも友達でも、秘密とか謎とかがあったほうが楽しいと感じるタイプ。どんなに好きな人でも「全てを知りたい!」とは思いません。全てを知ったらつまらないし、そもそもそんなの無理。自分のことだって全部が分かる日なんて一生来ないだろうに、他人について全てを知るなんぞねぇ(笑)。