女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記

女性の性欲 〜其ノ三

4人目・KTさんは、恋人ではなく“一度寝ただけ”の相手です。彼からすれば、大勢いる“一度関係を持ったことがある女性”の一人に過ぎないでしょうが、私にとっては違います。「その後の人生を変えた」と言っても過言ではないほど、大きな出会いだった。


詳細はカテゴリー/過去の恋愛「最後の恋」をお読み頂ければと思いますが、KTさんは一般の人ではありません。私が長年尊敬し続け、前職(雑誌記者)で「ぜひ取材させてもらいたい」とずーっと願っていたお方です。それゆえ“一度寝ただけ”とは言っても、その歌声に恋い焦がれていた年月は、トータルすればかなり長い。しかも寝たのは一回きりだけれど、お茶やらゴハンやらライブやらで、なんだかんだ半年以上、濃密な時間を過ごしました。


「喋ってないと体調が悪くなる(笑)」というほど、デフォルトでマシンガントークを展開する彼の担当になって以降、公私問わず毎日連絡をもらいました。最初は「今◯◯県に来てるよ」とか「腹へった〜!」とか「今日は疲れた。次会う時マッサージしてほしいな」とか、思わず「もしや私はあなたの彼女なのですか?」と錯覚してしまいそうな内容でしたが(笑)、信頼関係が構築されるに従い徐々に変化。仕事で抱えている葛藤や歌に関する悩み、好きな女性のタイプや濃い目の下ネタ等を、深夜から朝方まで数時間に渡ってLINEし続けることもザラでした。中でも、すごく新鮮だったのが下ネタです。


私はそれまで、男友達にしろ彼氏にしろ、異性とガッツリ下ネタを語り合った経験がありませんでした。でもKTさんは、まず「女体の素晴らしさ」から始まって、好きなパーツやら形やらを嬉々として語り、「ムラムラするのはどういう時?」とか「君は行為の時、照明をどれくらいの明るさにする?」とか「行為のトータル時間は?」とか「女性にとって最高のJr.(サイズ・硬さ等)ってどんなの?」とか、怒涛の質問を浴びせてきたりする。事前に「下ネタOKか否か」は確認されたけれど、ここまで踏み込んだ感じの下ネタとは思わなかったこともあり、「相手がKTさんなら大丈夫」と答えてしまったのです。結果的には、私のほうからもいろいろ訊けて勉強になったし、「なぜそう思うに至ったのか?」だの「男女での捉え方の違い」だのを真剣に議論出来てめちゃくちゃ有意義でした。


以降も、いろんな話題の中にお互い下ネタを放り込むことはごく普通というか、日常になりつつありました。よく自撮りした画像(別段エロいものではなく、例えば“指”の寄り写真とか“鎖骨”の寄り写真とか)を送り合ったりもして、それはそれは楽しい日々だったなぁ♡   一度だけ関係を持った当日、ベッドで「ああいうやり取りってさ、今日のための長〜い前戯だったと思うと興奮しない?」と言われて仰天しましたが、なるほど、確かにそうかもしれません。そして「つまり随分前からこうなること、己は想定してたんかーい!」と気付き、彼の“女体好き”っぷりを再認識したのでありました(笑)。


さてさて。「最後の恋」にも書きましたが、関係を持った日、私は一睡もさせてもらえませんでした。23時頃から行為が始まり、終わったのはなんと‼︎翌朝8時。もちろん、喋ったりお茶を飲んだりして休憩を挟みつつだけれど、あんなに長い時間営み続けたのは人生初です(ちなみに、それまでの最長記録は4時間)。加えて、「どこが気持ちいい? どうしてほしい?」と尋ねたら「僕はいいよ。君に気持ちよくなってほしいから、とことん奉仕したい。相手が気持ちよさそうな顔してると、自分も嬉しいタイプなんだよね」と返ってきてびっくり。彼の口から「奉仕」という言葉が出るなんて! 普段はSっぽいのに、行為中は完全にMでめちゃくちゃ従順。中盤以降「君さえよければこうしてほしい」と低姿勢で希望を伝えてきた&潤んだ瞳で諸々訴えてきたため、愛おしさも相まって全部受け入れてしまいました(笑)。


余談ですが、私が一番惹かれているのは、彼の“声”です。たとえ周りがドン引きしていようと(笑)とんでもない熱量で“好きなもの”について延々語る姿も、LINEだと面と向かっては言わない弱音を吐きがちなところも、「美の神」的な、“人ならざる者”の仕業としか思えないほどに整った顔立ちも好きだけれど、ダントツ1位はその声。よって、いろいろと懇願してくる声や、射精する瞬間の声を聴けたことは、本当に一生の宝物です。逆に言うと、私は声フェチなので「声が好きすぎる人と付き合うのは、やっぱりどう考えても無理だな」と実感しました。好きな声優さんもたくさんいますが、もしも皆々様に近距離でキメ台詞を言われようものなら…ダメだ、脳内イメージだけで天に召されてしまいそう(笑)。


それはさておき、一夜を共にした数日後、自分の気持ちを伝えて見事に玉砕したわけですけども(泣)、その舞台となったお洒落カフェで交わした“本音トーク”が実に興味深かった。


意外な発言はたくさんありましたが、特に驚いたのが下記の二つ。

「僕はいつでも性欲を満たしたいし、セックスしたいと思ってる。ある程度僕のフェチを満たしていて、気が合う人ならすぐにでもしたい。君ともしたかった。でも『好きな人だから』ってわけじゃない。僕の場合、『この人としたい』と思って相手もOKだったらする。君は好きな人としかしないかもしれないけど、“そうじゃない人もいる”ってことは知っといてもいいかもしれないよ」

「君だってセックス、好きでしょ? 僕を好きでいてくれたのもあるだろうけど、セックス自体が好きじゃなかったら、あんなに長い時間いろんなことさせてくれないと思うんだ」


何と言いましょうか、どちらも自分の中からは絶対に出てこない発想でした。

「世の中には、“好きな相手”とじゃなくてもセックスできる人がいる」

「どちらかといえば淡白なタイプだと思ってたのに…私って、セックスが好きだったのか⁉︎」

 

彼の話を聴いてからというもの、私は“性”について今までにないほど突き詰めて考えることになりました。いろんな意味で、“自分自身”と向き合わざるを得なかった。


嗚呼、ヤバイですね。このテーマだと永遠に綴れてしまうような気がする(笑)。続きはまた後日書きます。おやすみなさい、良き夢を♪