女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㉚お会計】

セラピストさんの個性が如実に表れるのは、もちろん施術です。されど、その他にもいろんな箇所に表れていると思います(ユーザーとの距離感とかカウンセリングの仕方とか、本当にいろいろ)。私は人間観察が趣味みたいなところがあるため(笑)、各セラピストさんの特徴を見つけては密かに楽しんでいるのですが、個人的に「施術の次に個性が出るなぁ」と感じているのは“お会計の前後”。


まずはお金の受け取り方。


代金は、施術後にシャワーを浴び、身支度を整えがてら支払うことが多いです(私の場合)。お金は両手で受け取る、「そろそろお会計を」的なことを口にしない…等は共通しているけれど、そのスタイルは実にさまざま。

支払い時、「ありがとうございます」と丁寧に頭を下げながら受け取る方、跪いて受け取る方、お札を一枚一枚きちんと数えて「確かに頂戴致しました」と受け取る方、「次回もご指名、お待ちしております!」としっかり営業する方(笑)等々。私はどのスタイルにも肯定的というか、接客業としてユーザーに失礼でなければそれでいいのですが、一番好きなのは跪くタイプ。最多指名しているKIさんがこのスタイルで、初回「わぁ、王子様っぽ〜い♪」とはしゃいだせいか毎回そうしてくれます。2度目に指名した際、「これ(跪いてのお会計)がイヤだっていうお客さんもいるから、判断は結構難しい。喜んでくれて嬉しいな」と言っていてびっくり。


「えっ⁉︎    何でイヤなんだろ? 理由言ってた?」

「何かね、いかにも“あなたはお客さんですよ”って意識させられる気がしてイヤなんだって。最後まで恋人っぽく過ごしたいのに悲しいって」

「へぇ、面白い! でもそれ、現金じゃなくカード決済にすれば解決するよね?」

「そうなんだけど、そのお客さんはカード使えないみたいだったから」


すっごく興味深い話でした。同じ接客をしても、「素敵だな」と思うユーザー(←私です)もいれば、「悲しい」と思うユーザーもいる。“感じ方や受け止め方は、人によって全然違うんだ”ということを、あらためて認識した次第です。


そしてもう一つは、“お会計後”の過ごし方。


一応女風の流れを説明しますと、①カウンセリング→②施術前のシャワー→③普通のマッサージ→④性感マッサージ→⑤ピロートーク・施術後のシャワー・身支度、という感じ。仮に120分コースであれば、②以降から時間のカウントがスタートし、大体⑤のシャワーとか身支度あたりで120分に達する。つまり、お会計が済んだら大抵の場合、ソッコー退室して何ら問題ないわけです。でも、実際はそうじゃないことが多かった(*あくまで私の経験上です)。


代金を支払った後も、ソファーでまったりしたり、話の続きをしたり、最近ハマっている動画を見せ合ったり、イチャついたり。それが5分の人もいれば1時間の人もいて、見事にバラバラです。あとは、セラピストさんによって「一日1人しかお客さんを取らない」等、数に制限を設けている人もいるし、タイムスケジュール(1人目のユーザー→2人目のユーザーの予約までの空き時間)を割とギリギリで組む人も、かなり余裕を持って組む人もいる。どれが良いとか悪いとかではなく、仕事をしていくうちに、“自分にフィットするやり方”とか“最善と感じる方法”とかが各々定まってくるんだろうなぁと思います。


ちなみに、私はコース時間(120分コースなら120分間、90分コースなら90分間)きっかりで終わる人も、プラス1時間以上掛けてくれる人も、ホテルを出た後「ねぇねぇ、お腹すいちゃったよぅ♡」とねだってくる人(笑)も全部ウェルカム。要は心地よく&気持ちよく過ごせて、満足出来るサービスを提供してくれれば何でもいいのです。裏を返すと、施術がイマイチ、或いはちっともタイプじゃないセラピストさんとは、1分1秒でも早く離れたい。よってコチラのほうがソッコーで帰るか、「私はもう少しゆっくりしていきたいので」とか言いつつ、さっさとお会計して部屋から追い出してしまいます(笑)。

なお、ラブホテルの場合、2人揃って退室しないと何らかのトラブルや犯罪を疑われる可能性もありますから、フロントに「男性が先に出ます」と連絡することをお忘れなく♪