女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

要・コミュニケーションスキル

転職して1ヶ月弱。現在、社員の約半数は完全在宅勤務or週1〜2回の出社です(私自身は完全出社組)。よって、直接会ったことのない方も結構います。一応zoomで顔合わせはしたし、定期的にオンラインミーティングもあるけれど、全員の顔と名前が一致するまでにはもう少し時間が掛かりそう。中途入社・新卒入社ともに歓迎会的なものもないので、何というか、“ぬるっと仲間に加わりました”感が強いです(笑)。


さて。出社組は当然、全員マスクを着用しています。そのため、毎日同じオフィスにいても顔立ちはよく分からず、外ランチもたまに…それも少人数でしか行かない&ワイワイ話したりもしないからそこまで親交は深まらない。けれど、業務にさしたる支障や弊害はありません。「顔や年齢、学歴・経歴、家庭環境なんか知らなくても、仕事には大して関係ないんだなぁ」と、日々実感している次第です。おしゃべり好きな私としては、“お昼休みにどうでもいい雑談をしてリフレッシュ!”が出来ないのはちょっと寂しいですけどね。


そして、これからの時代、“より高くて柔軟なコミュニケーションスキル”が要求されるだろうなとも感じています。対面しない分、必然的に電話やオンライン会議、メール・LINEでのやり取りが増えます。だからこの部分が苦手な人は、かなり苦労することになるかもしれない。誤解を招くような発言が多かったり、レスが遅かったり、分かりづらい文面や抜けの多い文章、失礼な文章しか書けなかったりすると、「この人と一緒に仕事したいな」と思ってもらいにくい。直接会って手に入れる情報…つまり人柄とかバックボーンとかが掴めないから、「画面の中のその人」で判断するしかないですもんね。


入社組だけに絞ってみても、たった1ヶ月で既に差がついてしまっています。諸先輩方から可愛がられる人、そうでもない人、仕事を丁寧に教えてもらえる人、割と放っておかれる人──。


例えば、同じ「これポストインしてきて〜」という指示。Aさんは元気よく「了解っす! すぐ行ってきます!」、Bさんは実に愛想のない感じで「いいですよ」の返事。2人とも新卒なので、立場は全く同等です。ベテラン経理さんによる指示だから、正しくは「承知しました」なのだけれど、気持ちがいいのはAさんのほう。目上の人に向かって「了解っす」はダメですが、それより問題なのは、無愛想極まりない「いいですよ」。新卒で、特にまだ役にも立っていない試用期間中の社員が、なぜ上から目線の受け答えなのか。Bさんのしゃべり方に抑揚がないことも手伝って、「してあげてもいいですよ」に聞こえて仕方ない。一体何様なのか(笑)?


Bさんは、オンラインミーティングでも社内メールでも、一事が万事、そんな調子です。当然のごとく、可愛がられるのはAさんのほうだけれど、Bさんは“その原因が自分にある”とは気付いていないようで、「Aばっかり贔屓されてる」と卑屈になり、ますます可愛がられなくなる“負のスパイラル”に突入。直属の上司が理由を話して指導した時も、素直に聞かないというか、「うわぁ、何の実績もないのにプライドだけ高いタイプか〜。めんどくさ…」とその場にいる全員が思っても仕方ないような態度を取っていた。


新卒だし、分からないことがあるのはもちろん構わないのですが、“知らなくて当たり前”“教えてもらって当たり前”という素振りを見せたり、対面であれメールであれ「すみませんでした」「ありがとうございます」が言えなかったりすると、上司だって「無知でさーせん! 勉強になるっす!」と言葉遣いはアレだけども(笑)素直&“成長する気”があるAさんを可愛がるのは当然だと思う。私も、Bさんの社内メールには毎回イラッとしています。彼は、誰に対しても“上からの物言い”しか出来ないんだろうなぁ。これまで23年間生きてきて、注意してくれる人が皆無だったのか、はたまた注意されても直す気がないのか…。社長と人事部長は、どうしてBさんを採用したんだろう。何かすごい才能の持ち主とか?


仮にそうだとしても、「類い稀な才能があるから、他のことには目をつぶる」とはなりません。メールやオンラインでのやり取りが多いということは、すなわち“感じのよろしくないBさん”の印象が相手に濃ゆ〜く残ってしまうわけで、そんな人に「大事なクライアントを任せよう」とは誰も思わないでしょう。Aさんも今のままではマズイですが、彼の場合は“成長する気”と“学ぶ気”があることが一目瞭然なので、将来的に任せることは多分可能。それに、多少フランクな言葉遣いが残ったとしても、明るい笑顔と素直さ、人懐っこさでカバー出来るような気がします。「男は度胸   女は愛嬌」という、誠に古くさ〜い&性差別全開(笑)の諺があるけれど、度胸だって愛嬌だって、男も女もそれ以外も、持ち合わせていて損はないと思う。愛嬌とか可愛げとかがある人はとっても魅力的だし、何より声を掛けやすい。どんなに才能があっても、「あの人に連絡しよう」「仕事を依頼してみよう」と思ってもらえなければ何も始まりません。その入り口が電話やメールなのに…Bさんの課題はいろいろあるけれど、まずはそこからだろうなぁ。


ちなみに、私の目下の課題は「隣席の先輩へどう伝えるか」です。先輩はすごく優しくて仕事も出来る方なのですが、何せ体臭がキツイ。制汗スプレーやシート等のデオドラント商品は使っているみたいだけど、彼の場合、汗じゃなくボディーそのものから漂うニオイなんですよね…。かといって、香水をじゃばじゃば振り撒かれても困るし、どう伝えたらいいのか悩み中です。現状、これでもかとフィットするマスク+マスク用アロマで自分の顔周りを“いい香り”にすることで誤魔化しているけれど、真夏を迎えたらもっとニオイがキツくなりそうな予感。何か素敵な解決法、ないかしら…(切実・泣)。