女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

生(LIVE)も配信も

先日、久々に”純粋なる客”としてライブを観てきました。昨秋以来なので、実に9ヶ月ぶりのライブです。かなり小規模(50名以下)&一席飛ばし、プラス「私語厳禁」が遵守されていたため、安心してパフォーマンスに集中することが出来ました。ちなみにアーティストはソロ歌手で、伴奏はご自身によるアコギのみ。そういう意味でも、不安要素が大変少なかったです。もしバンド演奏となれば、当たり前ですが人数も増えます。決して広くはないステージ上に演者が密集し、且つ時間を追うごとに熱気が増すでしょうから、感染症対策としてはあまりよろしくないのでね…。


会場側も、当然さまざまな工夫をしてくれていました。まずは何といっても、ステージ前面を広く覆うアクリル板。そのほか入場時の検温、徹底した換気(開演して一定時間が経ったら、有無を言わさず全ての扉を開け放ちガッツリ換気。これはすごく良い方法だと思います)、アルコール類の提供及びクロークでの荷物預かり禁止等々。


さて。飛沫防止の肝心要・アクリル板は、例えるなら“透明な緞帳”のようなイメージでしょうか。私は初体験だったこともあり「客席からどういう見え方をするのか?」という点に興味津々でしたが、結論から言うとほとんど気にならなかった。反射もほぼないので割とクリアに見えるし、もちろん音への影響もない。何なら、途中から「アクリル板がある」という事実自体を忘れてしまいそうなほど馴染んでいました。これはなかなかスゴイことだと思います。それにしても、あんなに広範囲のアクリル板、一体どうやって掃除するんだろうなぁ。スタッフさんたち、大変だろうなぁ。


なお、同ライブのチケットは2種類用意されていました。〈会場で観る〉と〈配信で観る〉の2つです。私はこの1年、結構な数の配信ライブを観てきたけれど、“生で観たライブを、後日配信でも観る”というのは未経験。各々の違いを楽しめるし、ライブ全体を振り返れるし、推し曲を何度も聴けるし(アーカイブ機能にて)、好きな歌手にダブルでお金を落とせるしで、メリットしか感じません。なので、迷わず両方購入。


結果、このシステム──


めちゃくちゃイイんですけど〜♡♡♡    


生でのライブを堪能した翌日、ドリンク片手にワクワクしながら配信ライブを視聴。カメラは基本、腰から上を撮るアングルだったので、“歌う表情”をじっくり&アップでじーっと観られます。全国にいるファンの方々のコメント(感想)も楽しめるし、アーカイブ期間中は何度でも、好きな時間帯に視聴することが可能です。何て素晴らしい、そしてありがたいシステムなんだ! 


一方で、再認識させられたこともありました。それは、「生のライブを観る場合、“どこにフォーカスするか”は常に自分が決めているのだ」という点です。

 

私の視線はライブ中、歌手の顔全体→目→口元→喉仏→ギターを弾く指→履いている靴→ステージ全景→照明→後方にスタンバっているもう一本のギター→譜面台→カポ→ステージドリンク…と、特に意識せずともめまぐるしく動いています。“最初から最後まで、歌手の顔だけを見つめ続けている”ということは絶対にない。よって定点カメラだと若干飽きてしまうというか、「物足りないかも」という印象は、正直言ってありました。ただ、これは“生でも観ているから”であり、はじめから配信しか観ていないのであれば、また違うような気もします。あとは単純に慣れの問題もあるのかな? 私自身が“定点カメラでのライブ映像”に慣れてくれば、あまり気にならなくなる可能性も大いにあります。ひとまず今は、“自分の慣れ=適応力”に期待することと致しましょう(笑)。


しっかし、やっぱり音楽っていいなぁ♡   諸々厳しい状況下で、歌手活動を、ライブレストランの経営を、マネジメントの仕事を、今日まで続けてくれてありがとうございます。皆様のおかげで、素敵なライブを思いきり満喫することが出来ました♪