ベッドの上で施術が始まり、20分ほど経過した頃だったと思います。自分としては、“十分に潤っている感覚”があったのですが、セラピストさんにこう質問されました。
「ローション使ってもいいですか?」
ほほぅ、ローションですか~。プライベートで使用したことはないし、今後もそんな機会はないだろうから興味はかなりある。ただ、成分が分からないと怖いといいますか、大変失礼ですけれども、セラピストさんを100%信用しているわけでもございませんゆえ、彼が「持参した」と語るそのローションに、万が一にも良からぬものが混入されていたら…と思考が延々ぐーるぐる。
考えあぐねていると、「抵抗あるなら使わないですけど、ほら、パッケージ見てください。知ってますよね? 日本で一番有名なローションです。それに、まだ開封してないから清潔ですよ」。本当だ、私でも知ってる。しかもオーガニックだって。へぇ、ラブローションにもオーガニック製品ってあるのか。ボトルのサイズ感といい、何だか化粧品みたいだなぁ(笑)。
裏面に記載してある成分表示をチェックしたところ、当たり前ですが危険なものは入っていません。「だったら試してみてもいいかな?」と思い、オッケーを出しました。念のため開封作業は私に任せてもらい、新品であることをきちんと確認した上で、彼の手に戻します。その直後、予想外の光景が。
自分の胸やら脇腹やら秘部やらに、慣れた手つきでローションをたっぷり垂らす彼。「イヤそっちか~い!」と突っ込める関係性でもないので(笑)黙っていたけれど、内心驚きました。てっきり「私の体に垂らされるんだ」と思っていたからです。
彼は「女性に攻められるのも大好き」だそうで、ローションまみれのボディーで私の手を取って誘導し、「ココ…触ってください♡」と上目遣い。んもう、何だよカワイイかよ(笑)! そういうの、全然キライじゃないぞ♪