女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

各々のポリシー

皆さま、先程の地震(10/7、22時41分頃発生)は大丈夫でしたか? かなり揺れが大きく、地域によっては停電した箇所もあるようです。しっかし、何度聞いても「緊急地震速報」の音って心底ビクッとしますねぇ…。

 

それはそれと致しまして。

私の友達の中に、いわゆる“千人斬り”をしてきたようなタイプのメンズが2人います。


一人は、数日前の記事「不惑の脱毛」及び「プラトニック・エロティック」の登場人物・Uさん。彼は男前で仕事も出来る上、“本命女性を見極める目が絶望的”という世にも素敵な欠点(笑)があるため、ヤリチ…いえ、遊び人と分かっていても、周りの女性たちからあまり警戒されない&嫌われません。何を隠そう、私も昨年、一度だけ“夜のお誘い”を受けたけれど、それもすごくサラッとしていたし、お互いそのことを気にしていないので、友人関係への影響はゼロ。連絡を取る頻度も、以前と変わらずそこそこ高めです。


ちなみに、Uさんのハンティングスタイルはこんな感じ。自分や相手にちゃんとしたパートナーがいても、その点は全くお構いなし。「タイプ♡」「一戦交えたい」と思う女性に出会ったら、「まるで挨拶でもするかのように口説く」そうです。相手からパートナーの有無を訊かれた時は、正直に「いるよ」と答え、「だったらNO」と言われればスッと引き、快くOKをもらえれば「では参りましょう」とホテルへ向かう。彼の中のルールは、「パートナー以外は絶対自宅に入れない。あくまで“浮気は外で”」「商品(=自社タレント。Uさんの勤務先はモデルエージェンシー)には手をつけない」という2つのみ。あとは「彼氏がいようが夫がいようが躊躇わない」んだとか。

「バレたら双方修羅場だし、相手が既婚者のケースだと最悪、結構な額の慰謝料を払うことになるかもしれないんだよ? だいぶ勇気あるよね」

「その時は潔く払えばいいじゃん。『是非にお手合わせを』と感じた人と、言葉も交わさず別れるなんて勿体無くない? せっかく出会えたのにさ~」

なるほど、常に“慰謝料を支払う覚悟”をもって口説いているわけですね(笑)。納得。


もう一人は、私が結婚前「最後の恋」をした相手であり、同時に“性の扉”をバーンと開けてくれた恩人でもあるKTさん。彼は一般人ではないこともあり、超絶男前…というか彫刻並みに整った顔面の持ち主で、Uさんの比じゃないほど、それはそれは見事な斬りっぷり。約3年前、一夜を共にして告白→玉砕したあと仕事以外では会っていませんが、何やかんやで連絡は引き続き取っています。


さてさて、Uさんとは正反対のKTさん。独身時代は私のことを下の名前で呼んでいたのに、結婚後は旧姓名字+さん付けに早変わり。連日飛び交っていた下ネタもほぼ無くなり、送られてくるLINEといえば、業務連絡(ライブやらリリースやらのお知らせ)とか仕事上の相談とかだけ。一般人ではないため万一の流出(人妻との“赤裸々下ネタトーク”は、そりゃいろいろとマズイですからねぇ・笑)に備えリスクを減らすのは当然ですが、彼の場合、決してそれだけではないように思います。


KTさんとプライベートで最初に会った際(※当時私は雑誌編集部に籍を置いており、彼の担当記者をしていました。その縁で、現場以外でも時間を共有することが割と多かった)、まず「独身?」「彼氏はいるの?」と訊かれてビックリ。その時は「何でそんなこと確認する必要があるんだろう?」と不思議でしたが、後々理由が判明します。そうです、KTさんは「彼氏持ちには手を出さない」主義だったのです。それも、“もし公になったらいろいろ面倒”とか“イメージダウン”とかではなく、「彼氏側の気持ちになっちゃうから」だそう。

「仮に『自分の彼女に浮気されたら…』って想像すると耐えられないし、多分許せなくて別れることになると思う。だからどんなに好きなタイプでも、たとえ向こうからアプローチしてきたとしても、彼氏持ちの女性とは絶対にセックスしない。これは100%、誓える」

「いやいや、そんなことドヤ顔で言う前に(笑)、浮気自体をやめたらどうですか? 歴代の彼女だって、あなたに何度も浮気されて『もう耐えられない』って感じてたと思うけどなぁ」

「僕はいいの。めちゃくちゃ性欲強いし、あと、君には今さらだろうけどさ、この顔面だよ。ある程度は仕方ないと思わない?」

「…まぁ、そうね…うん…(棒)」

〔あなたを上回るレベルの美しい&整った顔立ち、且つ『彼女一筋!』な方、芸能界にはゴロゴロ転がっております。実際何人も存じてございますよ、このドアホゥ〕という心の声を、3年前の私はぐっと飲み込んだのでありました。偉いぞ、自分(笑)。


いずれにしても、「遊び人には遊び人のポリシーっていうか、“譲れないルール”みたいなものがそれぞれあるんだなぁ」と妙に感心したことを覚えています。10~20代の頃は“遊び人”というだけで嫌悪していた部分もあったけれど、今は「本人や周りがよければそれでいい」「私には害もないし、どうでもいいっちゃどうでもいい気がする」と思えるようになりました。

プラス、「遊び慣れてる人って安心&楽だなぁ」という感覚もあります。女性の扱いに慣れている・話題が豊富・立ち居振る舞いがスマート・大抵お洒落・美味しいお店を知っている・あらゆる意味でさっぱりしている等々、“人としての付き合いやすさ”が抜群で、一緒にいて楽しいし疲れない。だから、30代半ば以降はむしろ大歓迎といいましょうか、「おいでませ遊び人!」という心境にすらなってまいりました(笑)。自分でも知らなかった自分に出会えて、「人間って面白いな〜」と実感しまくっております。


私は現在、不惑。“この世界であと何年くらい生きるのか?”なんて皆目見当がつかないし知りたくもないけれど、外見はもちろん、こうやって内面もどんどん変わっていくんだろうなぁ。自分のことながら、とーっても興味深いです♪