女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㊺体臭】

プロフィール画面では確かめる術がなく、実際会ってからでないと絶対に分からないもの。その一つに匂い…いえ、ここはストレートに「体臭」と記したほうが伝わりやすいかもしれませんね。

 

日本人は世界と比べて“体臭が薄い”傾向が強いし、セラピストというのは『お客との密着度が異様に高い職業』ですから、彼らもその点は気を使ってくれています(香水やボディークリーム等)。施術前に双方シャワーを浴びるとはいえ、やはり“適度にイイ香り”のほうがこちらとしても嬉しい&印象がよい。ただ、中には歓迎しづらい匂い──つまり、酸っぱい匂いだったり、生乾きのような匂いだったり…が、近距離で接してみて初めて分かるケースもあります。特に冬場は厚着なので、ホテルに入ってアウターを脱いだ瞬間「あ」と気付くことも。


こんな時、皆さんならどうするでしょうか。


私の場合、「どうしても無理」「鼻がもげちゃう」「気持ち悪くて吐きそう」じゃなければ、匂いだけを理由にキャンセルすることはしません。なぜかと言いますと、前職(雑誌記者)でそういう場面に数々出くわした経験から、“どんなに足掻こうとも逃げられない密閉空間で、そこそこ長い時間を過ごす耐性”が備わってしまいましたゆえ…(笑)。もし匂いがかなりキツめなら、普通のマッサージを多くしてもらうとか、終始うつ伏せで乗り切るとか、方法はいくつかございます。まぁ、指名自体は二度としませんけどね(汗)。


さてさて。いつも思うのは「周りの人は、なぜ本人に教えてあげないのか?」ということ。セラピストさんであれば、面接時なり研修時なりに「ワキ、治療したほうがよいかと存じます」みたいな指摘、されないのかなぁ。もっと言うと、それまでの人生で、家族・友人・恋人等から「あのさ…」と切り出されたこと、一度もないのかしら。それとも、匂いを全く自覚できなくて、助言されたとて耳を傾けないとか…? 本人も周囲の人も、“不快な匂い”は無いほうが幸せになれると思うんだけどな。う〜ん、摩訶不思議。