女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㊽支払い方法】

女風ユーザーとなって、およそ1年が経った頃。お気に入りセラピストさんと楽しい&エロい時間を過ごし、いざお会計と相成りました。

「はいこれ、ちょうどね♡」

「ありがとう♪ ◯◯(←私の名前)は毎回ぴったりの額を裸で渡してくれるから助かるなぁ」

「えっ⁉︎ 裸じゃない人もいるの?」

「うん。僕のお客さんだと、半分くらいはポチ袋とか封筒とかに入れてくれるかも」

「そうなんだ、びっくり! 初耳だよ…。私も入れたほうがいいのかなぁ」

「ううん、そのままで大丈夫。もちろん気持ちはありがたいけど、僕は裸のほうが嬉しいかな。一応金額が合ってるかの確認しないといけないし、せっかく入れてもらっても、結局は出すことになっちゃうからさ」

 

いや~、知らなかった。1年もの間知らなかった。“封筒に入れて代金を渡す”という発想は、私の中には全くありませんでした。皆さん、奥ゆかしいというか何というか。以降、「封筒に入れる人がどれくらいいるのか?」がめちゃくちゃ気になってしまい、会うセラピストさん会うセラピストさんに訊いてみました。その結果、恐らく「半々くらい」なのではないかしらんと思います(ものすごく小規模な調査ですけどね)。

 

裸ではなく、封筒に入れて代金を支払う。その理由を、私なりに&勝手に予想してみます。

一. お財布から直接支払うと、諸々を生々しく感じてしまい何やらムードに欠ける。

一. 恋人気分を味わいたいから、できれば“金銭のやり取り”を直視したくない。

一. 「これはお金で買った時間だ」と認識したくない。

一. 特徴のある封筒に入れて、“自分という存在”を印象付けたい。

一. セラピストさんへのメッセージや手紙等を、代金とともに渡したい。

…とまぁ、このくらいしか浮かびませんでした(全然違っていたらすみません・汗)。

 

私自身は当初と変わらず、常に裸で代金を支払っています。セラピストさんの言う通り、「封筒から出して金額を確認する必要」が生じる上、カード払いにもしたくないから、その場で現金を手渡すのが一番都合がよいのです。自分が女風ユーザーだという事実は墓場まで持っていくつもりだけれど、(私より5歳年上の)夫を残して私が突如旅立つことだって十分あり得る。その場合、カードの明細を夫が見ないとも限りません。いくら「夫婦生活がゼロ」だとはいえ、妻の死後に“配偶者の定期的な風俗通い”を知らされるのは、夫の精神衛生上、決してよろしくはない気が致しますのでね…。

 

それと、前職で「封筒の正しい使い方」を叩き込まれた身としては、“金額に合った封筒”を用意しないとどうにも落ち着かない、という側面もあります。

1万円以下ならポチ袋で構わないけれど、女風はもっとお高いですからねぇ。プラス、基本的には目上の人から渡すものなので、私も前職(雑誌記者)16年の間に、結構な数のポチ袋を頂戴しました。「お車代までいかないけど、ほんの気持ち。またよろしくね」という感じで、帰り際にサラッと持たせてくれることが多かったです。自分が渡す側に回ることは遂にありませんでしたが(笑)、皆さん素敵な柄や、大御所になるとお名前またはロゴ入りのオリジナルポチ袋を作って「いつでもサッと渡せるように」持ち歩いている方もいらした。そういう意味でも、大変よい勉強をさせてもらったと思っています。心付けとかお車代とかって、学生時代はなかなかご縁がないですもんね~。

 

ちなみに、セラピストさんの話の中で「わぉ、めっちゃスマート♡」と感じた支払い方法を、参考までにご紹介致します。

「その人はリピーターさんなんだけど、いつも『先にシャワー行ってくるね』って言いながら、テーブルの上にさり気なく封筒置いてってくれるんだ。その中に代金が入ってるから、シャワー浴びてる間に確認して、ぴったりならそのまま受け取る。おつりが必要なら、その封筒に金額書いておつりを入れとく。彼女は“会ってる時に現金を見たくない派”っぽくて、ずっとこの払い方なんだよね。だから『目の前でお金数えてほしくない』っていうお客さんには、このやり方をすすめることもあるよ」

 

これなら確かに、現金払いなんだけれども「お金のやり取り」をあまり意識せずに済むし、トラブルにも繋がりにくそうです。私は今後もガンガン裸で(笑)支払っていく予定ですが、もしも裸に抵抗がある方や、カードで支払いたくない方等は、上記のユーザーさんに倣ってみるのもアリかもしれません。