女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 六. 服装》

皆さんは、“異性が着てくれたら嬉しい服”(コスプレ的な意味じゃなく)ってございますか? 私は特にありません。TPOをわきまえていて、清潔感が保たれていれば、派手でも地味でもハイブランドでも古着でも、何だっていいと思っています。

 

さて。初指名するセラピストさんの中には、ごく少数ながら「どんな服装がお好みですか?」と訊いてくれる方もおられます。「服が大好きなので、いろんな種類を持ってます。カジュアルめ、かっちりめ、ビジネスマン系スーツ、ホスト系スーツ、明るい色、落ち着いた色など◯◯さん(←私の名前)の趣味に合わせますので、遠慮なくご希望を言ってくださいね」という具合。私はあまりにかっちりしていると、何やら“仕事感”が出てしまうような気がするため(笑)、「カジュアルめで♪」と返すことが多いです。それと「スーツは避けてもらえると助かります」の一言も、忘れずに付け加えます。

 

スーツ自体は嫌いじゃない…というか、むしろ好きですけれども、私の仕事上、“スーツ姿の男性と一緒に外を歩くこと”はほとんどない。よって、万一知人にバッタリ会ってしまったとき非常に不自然だし、相手に違和感や不信感を抱かせてしまう可能性が高いと思うんですよね。「隣の彼、絶っ対に仕事関係者じゃないな」と。独身ならどう思われようと構いませんが、現在私は既婚者です。あらぬ噂でも立てられてしまったら、私だけじゃなく夫の名誉にもかかわってくる。同じように、例えば専業主婦の方が女風を利用する場合、セラピストさんはスーツ姿でないほうが街中で目立たないだろうし、逆に平日、会社帰りのOLさんが利用するなら、お互いスーツのほうが自然に見えるかもしれません。まぁ、いずれのケースも、集合場所を駅ではなくホテルの室内に設定すれば、何も気にしなくて済みますけどね(笑)。

 

ちなみに。過去に一度、地方都市で女風を利用したことがあります。その時のセラピストさんは本業が営業マンだったため、“スーツ+日頃営業活動で使っている鞄”という完全なるお仕事モードスタイルで登場。私のほうは知人に会う可能性はゼロに近いから問題ありませんし、彼のほうは、もし誰かに会っても「お客様に詳しい商品説明をしております」と答えればいいだけです(実際、本業のパンフレットも持ち歩いていた)。加えて、そのときは観光を兼ねて4時間コース(私の女風史上で最長コース!)を選びましたゆえ、街ブラ→よきところでホテルへGOという流れ。途中から「本当に営業マンと不倫している気分」「すんごくイケナイことをしている気分」に浸れて、めちゃくちゃ楽しかったです〜♡