女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 十. 言葉攻め》

プレイ中の言葉攻め、お好きですか? 私は好きでも嫌いでもないけれど、「“言葉”で攻めたり攻められたりして性的興奮度が高まる(時もある)」というのは大変興味深いというか、実に面白いなぁと感じています。「そういうのって、ひょっとして動物にもあったりするのかなぁ。それとも人間だけなのかなぁ」とか考え出すと、妄想が止まらなくなってしまいます(笑)。

 

私自身は結婚前、S彼氏ともM彼氏とも付き合ったことがありますゆえ、言葉攻めをする・される、両方の経験がございます。ただ、大好きな彼氏へのそれと、“泡沫の関係”であるセラピストさんへのそれとでは、いろいろな面で「かなり違う」と実感中です。

 

相手が彼氏であれば、多少「…ん?」と思うような“攻め台詞”を繰り出されたり、「え~、それ私が言うの? それの何が気持ちいいのか全く分かんないんだけど…」と戸惑うような言葉をリクエストされたりしても、「彼が喜ぶならまぁいっか♪」と大抵許容できます。大前提として、「彼のことが好き!」という感情があるので。けれど、各セラピストさんは「タイプ♡」ではあっても別に恋しているわけじゃないため、妙にじっくり、そして冷静に“攻め台詞”を聞いてしまうことも多いんですよね。例えば──

 

「こんなにビショビショにして…いやらしいね」

「◯◯(←私の名前)の◯◯◯◯(←女性器の名称)、すっごい濡れてるよ」

「どうしてほしいのか、ちゃんと言ってごらん」

「もっと声出せよ」

「君は変態さんだねぇ」

 

…等々。「私がSでもMでもないニュートラルだから」というのも要因としてあるでしょうが、相手がその日会ったばかりでよく知らないセラピストさんだったり、台詞と声、或いは台詞とお顔がマッチしていないセラピストさんだったり、「それ言うタイミング、今じゃなくない?」と思ってしまったり、「あまりにも直接的すぎて品がない表現だなぁ」と若干引いてしまったりすると、誠に失礼ながら、ちょっと笑いそうになったり冷めてしまったりも致します。そんな時は、正直に伝えます。「ごめん、笑っちゃいそうだからやめて〜(笑)!」とか「今の台詞、ほんのり冷めましたぁ(笑)」とか「“言葉攻め”のサービスありがとう、でも私はしてもらわなくて大丈夫かな」とか。なるべく冗談っぽく&可愛らしく、且つ深刻な雰囲気にならないよう気を付けながら、ですけどね。

 

私の場合、ある程度信頼関係が構築されてからのほうが、言葉攻めをするのもされるのも楽しめるような気がしています。プラス、コース時間内に“攻め台詞”を多用せず、「ここぞ!」というタイミングで一言だけS発言するタイプのセラピストさんが好み。まぁ、要するにメリハリというか緩急ですね。あとは目の表情とか息遣い、私の腕やら脚やらを押さえつける時の力加減等で、口にせずとも大体分かるから、S具合を発揮したいならそれで十分かな〜。

 

それはそうと、全体の割合としては、セラピストさんってS男性のほうが多いのかしら。はたまた、M寄りのユーザーさんが沢山いるから、プロフィールには一応「S」と書いておくとか…? お気に入りの中にもMっ気強めのセラピストさんがいるけれど、彼らのプロフ欄には何も書かれていなかったなぁ。M男性の需要ってそこそこあるだろうし、近頃どんどん数が増えている(ように見える)セラピストさんの中で目立つと言いますか、“魅力的なセールスポイント”になり得ると思うんですよね。少なくとも、私は「おっ♡」と目を留めプロフを熟読することでありましょう。というわけで、セラピストの皆さま、記載よろしくお願い致しまーす!