女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

開設2周年

当ブログを開設して丸2年、投稿した記事は合計240。いや~、月日が流れるのは実に早いものですねぇ。

 

以前、カテゴリー/世迷言「続ける自由、休む自由、辞める自由」でも綴った通り、私的なブログを立ち上げるのはこれが初めてです。前職が雑誌記者だったので、社のブログやSNS等の更新は仕事の一環として担当していたけれど、それらは自分で開設したわけではないし、そもそも目的が大きく異なります。よって、立ち上げ前に“ブログに関する本”や、“ブログを始めるためのブログ”的なものを片っ端から読んで、自分なりに情報を集めました。

その大多数に共通して記されていたのは、「まず100記事投稿を目指しましょう。話はそれからです」みたいな内容。加えて、「多くの人は“記事を書き続けること”自体が出来ません。新規開設後、半年後も同じブログを継続している割合は全体の25%程度。1年後は約10%」とも。正直申し上げて、当時は「ウソだ~!」と思いましたね(笑)。誰かに強制もされず、もちろん業務命令でもなく、自らの意志で…つまり“好きで始めた”であろう私用ブログ。にもかかわらず、「半年で4分の1まで減るなんてこと、ある?」と信じていなかった。ですが、この2年で様々なブログをチェックし続けたところ、どうやら信憑性がありそうだぞという実感がございます。恐らくきちんとした分析や蓄積によるデータでしょうに、あの時は思いきり疑ってしまって本当にすみませんでした(汗)。

 

一方で、「私は違う意見だなぁ」と感じていることもあります。それは、これまた多くの指南書に明記されていた、①文章だけでなく、写真やイラスト(撮り下ろし及び描き下ろしに限らず、イメージカット等も含む)もなるべく投稿しましょう、②文字の色やサイズを変えて、出来るだけメリハリをつけましょう、的なアドバイス。この2つに関しては、個人的には同意しづらい感じです。理由は多分、一. 今日までたくさんの「本」とともに人生を歩んできたから、一. 長年商業誌を作ってきたから、だと思います。

 

これまでに読んだ、そして今も読み続けている大量の本たちは、そのほとんどが文字のみで構成されています(エッセイや写真集は別ですけどね)。写真や絵が差し込まれるとしてもほんの少しだし、添えられているのは当然、文章にぴたりと合った“然るべき一枚”。本でも雑誌でもブログでも、適当なカットを載せるくらいなら、無いほうがよっぽどいいと思います。もしも当ブログの中身が、旅行記とかレシピ紹介とかであれば「イヤイヤ、写真はどうした?」となりますが(笑)、そうじゃないのでますます要らないと判断。文字の色も、スミ(=黒)或いはグレーがかったスミ単色のほうが読みやすい&目に優しいし、サイズを変えるならタイトルや見出し等、必要部分のみでOKでしょう。メリハリは、文章の中でつければそれで十分だという考えです(リズムよく書けば、メリハリは自然とつきますゆえ)。

何より、豊かすぎる色彩や文字サイズ、無意味に広い行間等があると、自分自身の“読む気”が失せてしまうのです。活字中毒っぽい面があるからかもしれないけれど(汗)、私はPCであれスマホであれ、スクロールは極力少なく済んだほうが疲れないし集中して読めます。それに、“余計な装飾が施されていない文章”は、読み手の想像力如何でどうにでもなるというか、自由自在にイメージを膨らませることが可能だから、単純にすんごく楽しいのです。まさに妄想し放題ですね、ムフフ♡

 

何を隠そう、私は自分の文章を、折りに触れて読み返すタイプの人間です。従いまして、己が「読みたい」と思えない形式で記事をアップすることにはかなり抵抗がある。新卒で出版社に入り、様式美やルール等を叩き込まれた上で、16年もの間同じ雑誌を作ってきたため、当初は「小見出しナシで、3,000字とかの長い文章ってどうなのかな…。セオリーからは外れちゃうけど、読みにくくないかな」という不安も大きかった。でも、実際に書いてみたら意外と大丈夫でしたねぇ(笑)。そういう発見や冒険が出来るのも、私用ブログの面白いところだなぁと思います。商業誌や会社のブログだけでは、恐らく気付けなかったことでありましょう。

 

人間の三大欲求と言われる、食欲・睡眠欲・性欲。私の場合はきっと五大欲求で、ここに音楽欲・記述欲がプラスされるのだと思います。コロナ(2020年春)以降、そのことがよ~く分かりました。音楽のある暮らし、毎日の諸々を書き留めて、しかもその文章をどなたかと共有できる生活──。それがどんなに楽しく、そして貴重なものなのか、痛いほどに感じまくる2年間でした。

コロナは確かに憎いし、「1日も早く収束してほしい」と願っているのも事実です。されど、こういう事態に陥って初めて、気付いたことや発見できたこともたくさんあります。当ブログだって、コロナがなければ「開設しよう」と思わなかったでしょうから、“何が物事のきっかけになるか”なんて本当に分からないものですね。

緊迫する世界情勢をはじめ、この先地球が、人類が、どんな道を歩んでいくのか見当もつかないけれど、私は変わらず一生懸命、且つ適度にサボりながら(笑)、日々を生きていこうと思っています。

 

ではでは、明日からの3年目も、どうぞよろしくお願い致します!