女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

触れたことのない場所

過日、生まれて初めての体験を致しました。

お気に入りセラピスト・Aさん(仮名)と、しばしイチャイチャした後、いつものように合体。あ、その前に少々ご説明をば…。

 

彼の秘部は大変立派で、かなりのロングサイズです。歴代彼氏の中にも「デカッ!」と感じる人はいましたが、彼らは長いというより「太い」という感じだったんですよね。それゆえ、初指名の時はだいぶビックリしました。「イヤめっちゃ長いんですけどー‼︎」。

 

一説によると、日本人の男性器の平均サイズ(トランスフォーム後)は「長さ13~14cm」だと言われているそうです。ところが。

Aさんの秘部は、パッと見で20cm近くあるように見えました。「え…こんなの入らなくない???」と不安でしたが、「みんな最初は少し痛がるけど、ゆっくり慣らしていけば大丈夫だよ。それに、ちょっとでも『無理!』ってなったらすぐやめるし」と言うので恐る恐るトライ。長い+そこそこ太いため、実際にはしていない“めりめり”という音が聞こえたような錯覚を覚えましたねぇ、ハイ(笑)。「今日は初めての挿入だし、根元まで入れるのはやめとくね。多分、すごい奥まで届いちゃうと思うから」。

 

1ヶ月半後。2回目の合体で無事根元まで入ったものの、彼の言葉通り、本当にもんのすごいところまで届きます。上手く言葉で表すのが難しいけれど、奥の奥の奥まで執拗にこすられ続けているようなイメージ…と言えば伝わるでしょうか。「自分のカラダなのに、“まだ触れたことのない場所”ってあるんだなぁ」と、妙に感心してしまいました。

 

以降、彼とは毎回合体していましたが、体位としては正常位のみ。理由は、「もう少し慣れてからのほうが、きっとも~っと気持ちよくなれるはず。ちなみに俺のオススメは、やっぱり一番奥まで届くバックかな♡」(Aさん談)。私も「これ以上奥…となると、何だかちょっと怖い気もするなぁ」と感じていたため、“正常位オンリー”に異存はありませんでした。

 

ですがこのほど、遂に他の体位へとステップアップ。「そろそろ大丈夫な頃だと思うよー♪」と促され、後背位に挑戦してみたのです。

まずは正常位で慣らしてから後背位へ。ゆっくり&半分ほど挿入→「痛くない?」と逐一確認しつつ、徐々に根元まで→最終的にはガンガン突かれる…という流れだったのですが、私は自分の口から発せられた言葉に、自分自身でそりゃもう驚きました。

「しゅごい~!」

 

漫画やアニメでしか見たことのない表現、「しゅごい」。これを現実に言う人がいる…というか、他でもない己の口から出たことに心底びっくり。「すごい」と言いたいのに、口が「す」まで到達できず、どうしても「しゅ」になってしまう不思議さ。

私はこれまでも、そして現在も「セックスにおいて、男性器のサイズは別段重要ではない」と思っているけれど、未知の体験をしてみた結果──。「時にはサイズ感も“気持ちよさ具合に影響する一つの要因”になるのかもしれないな」と考えを改めた次第です。

誤解を恐れずに書くなら、“頭がおかしくなってしまいそうな、全部のネジがブッ飛んでしまいそうなほどの快感”を得たAさんとの後背位プレイ。奥の奥の奥に、「そのまた奥の奥」が存在したとは…‼︎ 一度目の「しゅごい」にはめちゃくちゃ驚いたものの、その後は我を忘れたように「しゅごい~!」と言い続けていたような気がします。いやぁ、本当に凄かったなぁ♡♡♡


それはそうと、昔、「男はセックスするまでがピークだけど、女はセックスしてからが始まり。大して好意がない相手でも、抱かれるとどんどん好きになっちゃうことも結構あるから、そこんとこ気を付けなさいよ〜」と説いてくれた先輩がいました。一理あるのかもしれませんが、男性になったことがないから、こればっかりは確認のしようもございませんねぇ(笑)。ただ、女風のセラピストさんに限っては、“今の私”は、合体したからといって、その人に恋をしたりはしないかな。


いろんな意味で経験が十分でない20代の頃であれば、セラピストさんにガチ恋していた可能性もかなり高かったろうと予想できます。でも、幾つかの恋愛を経たり、前職(雑誌記者)でとんでもないレベルの美男美女達とお仕事をご一緒したりして、耐性やら免疫やらが相当ついた。よく「美人は3日で飽きる」と言うけれど、私は「美男美女はどれだけ見ていても飽きない。ただし、飽きはしないが慣れはする」という意見です。


あくまで私の経験上ですが、整いまくったお顔や全身から放たれる眩いオーラに、初対面では「直視できない…」と感じた美人女優やイケメン俳優とも、会って3分もすれば、目をしっかり見つつ普通に話せます。もちろん「それが仕事だから」「人見知りしない性格だから」という面も大いにあるでしょうけども、要するに慣れの問題なのだと思います。私は就職したその瞬間から、16年間にわたり「たとえ国宝級の美男美女を前にしようと平常心を保て。感動はしても動揺はするな」という特殊訓練を受け続けたようなものなのです(笑)。

よって、セラピストさんがどんなにイケメンでもあまり緊張しないし、至近距離で甘い言葉を囁かれたとて、それで心を掴まれたりもしない。これは非常に助かったといいますか、「特殊訓練の賜物だよなぁ」と強く実感しています。一つ前の記事「“大金”への耐性」と同じく、「美男への耐性」もあって本当に良かった。

 

どこで何が活きてくるか、ちっともさっぱり全然分からない。それが人生の面白いところですよね〜♪