今年の春あたりからずっと、自分自身に問い掛けてきたこと。〈校正者という仕事を、今の会社で生涯にわたって続けていきたいのか?〉
その答えが先日出まして…いや、答え自体は私の中で随分前に出ていたから、「社に辞意を伝えることが出来た」という表現のほうが正しいかもしれません。
過去にも何度か書いていますが、私は16年間出版社に勤務してエンタメ系雑誌の記者をつとめた後、別の会社に入り校正者へと転身しました。形は違えど、文字に携わることがやっぱり好きだし、校正という仕事もすごく面白い。
でも、4月にアップした記事「『好き』ゆえの葛藤」で書いた通り、ここ数ヶ月は“間違いに気付いていながら、それを指摘させてもらえないこと”が相当なストレスに…。「自分が納得していないものを世に出し続ける仕事を、果たして“一生の職業”に出来るだろうか?」と考えた時、「私には無理。というか、ちっともやりたくない」と心が叫んだ気がしました。
ただ、私は昨年9月に急病を患い、16日間入院。年末まで約4ヶ月間も休養させてもらった恩義を強く感じていましたゆえ、復職してすぐに「辞めたい」とは言い出せなかった。よって、「休養期間を除き、最低でも1年間は会社のために力を尽くそう」と決意。転職したのが昨年3月末だったので、「今年の7月までは職務を全うする」と自分に誓った次第です。
そして大きめの案件を無事納品した今月初旬、社長に時間を取っていただき、ようやく辞意を伝えることが出来ました。いろいろとサポートしてくださった同僚の皆さんには申し訳ないけれど、「退職したい」と言えた今、精神面がと〜っても楽です。ご理解とご協力、本当に本当に感謝しています。
次の勤務先はもちろん未定ですが、頭の中で「全くの異業種もいいなぁ」などと妄想中。文字関係の仕事はお腹いっぱいと言いますか(笑)、「もう十分にやってきた」という満足感・充実感がございます。文章は当ブログで存分に書けばいいですしね♪
というわけで、残り約1ヶ月、感謝の気持ちを込めて一生懸命働きたいと思います!