女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

半・明晰夢

夢を、見ました。

それは、かつて好きだった人の夢──。

 

もうとっくに終わっている恋なのに、夢の中で私たちは、さも当たり前のように抱き合っていました。しかも彼はそういうタイプじゃない…いえ、“本当に好きな人”にしか、あんなふうに分かりやすくは甘えないはずです。

だからというわけじゃないけれど、半分明晰夢のような、見ている最中、「もしやこれは現実ではなく夢なのでは?」と気付いている感じがありました。そういう夢を見たのは、人生で初めてのこと(単に覚えていないだけ、という可能性もありますが・笑)。

加えて、マシンガントークを信条とする彼が、一言も喋らず、目と態度のみで思いきり甘えてきたことも引っ掛かります。気になったというより、イヤ〜な感じの胸騒ぎを覚えた私は、目覚めるやいなや、顔も洗わないうちにスマホを手に取りました。


私は普段、仕事以外ではほぼSNSを使いません。自分のTwitterInstagramを開設していないのはもちろん、長年応援している歌手・俳優をはじめ、友人・知人、元カレ等、あらゆるSNSに対しての興味が滅法薄い(*例外として、新規のセラピストさんを指名する際は、事前に全SNSをチェックしております)。長文を読むのが好きなのと、距離感的にちょうどいいので、ブログは幾つか購読しているけれど、SNSは情報過多&私には距離が近すぎる…と感じるんですよね。ゆえに、“かつて好きだった人”のSNSを見たのも生まれて初めてでした。

 

彼のSNSを確認したところ、何というか、割と大変なことになっていました。詳細は控えますが、「既に解決済み」と聞いていたことが、実は全然解決しておらず、今もずーっと闘っているらしいのです。その長い闘いがピークに達している模様で、彼にしては珍しく、かなり弱気になっている。虫の知らせと言いますか、「胸騒ぎの原因はこれだったのか~」と妙に納得。

余計なお世話かしらんとは思いつつ、「久しぶり。近況見たけど大丈夫? もし私に出来ることがあったら何でも言ってね」とメッセージを送りました。すぐに返ってきたレスの内容をじっくり読んで、「強がってはいるけど、やっぱり相当弱ってるな…」と実感。もともと周囲に甘えたり頼ったりするのが苦手な人でしたが、「今、心から甘えられる人が身近にいないんだろうな」と勝手ながら想像した次第です。

苦しさのあまり私の夢に現れたのだとしたら、そして私と言葉を交わすことによって少しでも楽になったのだとしたら、すごく嬉しいし光栄だなぁと思います。今はそういう仲ではないとはいえ、一度は好きになった人ですからね。

 

今回、“思ってもみなかったSNSの活用法”に触れ、「こういう使い方もあるんだ!」と発見することが出来ました。ポツポツとでも、彼が現状を発信してくれていて良かったです。まさか「あなたが夢に出てきたから心配になって」という若干怖い理由で連絡するわけにはいきませんので(笑)、うっすら呟いてくれていて助かりました♪