「俺の形、早く覚えてね。『もう俺のじゃなきゃ駄目!』っていうカラダにしたいからさ♡」
正常位での挿入直後、にっこり笑ってAさん(仮名)がそう言います。私もにこやかに、「じゃあ今日いーっぱい覚えさせてね♡♡♡」と答えたけれど、脳裏には全く別の言葉が浮かんでいました。
「“俺の形”って何だろ? 女性は大抵、相手の秘部がどんなサイズだろうと形状だろうと、膣を自然に変形させて受け入れ可能だと思うけどねぇ。っていうか、本来は、合体ナシでお客を満足させるのがセラピストの仕事でしょうよ。なのにどうして、合体前提で話を進めるのでありましょうか(笑)?」
(*女風での本番行為は禁止されています、念のため)
頭の中であれやこれやと思考を巡らせつつも、こういう会話自体は嫌いじゃない…というより、むしろ大好物でございます。夫とはセックスゼロの関係ゆえ、家庭内でこんな台詞を繰り出されることは未来永劫ありません。だから、たとえ疑似でも“独占欲むき出し風プレイ”は素直に嬉しかったな♪
ところで。私は、女風を「泡沫の遊び」だと捉えています。
泡沫だからこそ、“自らの性”に正面切って向き合えると言いますか、「快感を得ること」、そして「自分自身を解放すること」に没頭できるような気がするんですよね。歴代彼氏たちとの営みも、もちろん気持ちよかったし幸せだったけれど、それとは別に「『愛情を伴わないセックス』『いい意味で動物的なセックス』特有の悦楽というものがあるんだなぁ」と、この3年で大いに実感。昔は理解不能だった、「“付き合いたい女”と“ヤリたい女”は違う」(←男友達談)という感覚も、半分程度なら分かるようになってきました、ハイ。
ちなみに、誰かと二股をかけたり、「彼氏がいるのに他の人と寝ちゃった…」的な経験が一度もない私。よって、女風ユーザーとなってしばらく経った頃、興味本位で「“1週間ごとに異なるセラピストさんを指名し、全員と交わってみる”チャレンジ!」を人知れず(笑)実行したことがあります。結果、各自それぞれの良さがあり、癖があり、それはそれはいろんな違いがあって刺激的&面白かったなぁ。まぁ、だからと言って「若い時にもっと遊んでおけばよかった」とも思いませんが、“知らなかった世界を知る”というのは、何事においても新鮮だし、純粋に楽しいものですね〜♪