「最初にお知らせがあります。何と!今日のライブは声出しオッケーです‼︎ あ、マスクはしててほしいんだけど、声はいくらでも出しちゃってオッケー! 3年分の想い、思いっきりぶつけ合ってこうぜ〜‼︎‼︎‼︎」
ライブの冒頭でメンバーにこう告げられた瞬間、感激のあまり身震いし、いろんな気持ちが湧き上がってぶわっと涙が溢れました。
「3年分の想いをぶつけ合おう」という言葉をステージ上から投げ掛けられ、その声に「おーーーーーーーっ‼︎‼︎‼︎」と声量MAXで応えられる喜び。「そんなもんか? まだいけんだろ⁉︎ もっと来いよ!」と煽られた時や「全員で歌え!」とマイクを向けられた時、はたまたMCで笑わせてくれた時、感動させてくれた時等に、会場一体となってサビを歌ったり、心のままに笑ったり泣いたり、お馴染みのコール&レスポンスが出来たりする楽しさ、尊さ。その全てが嬉しくて愛おしくて、私は終始、マスクの下でちょっと気持ち悪いくらい(笑)ニヤついていたんじゃないかと思います。それほどまでに、“声出し解禁ライブを待ち望んでいた自分”が存在したことに、この日のライブで気付かされました。
ライブ・コンサート・舞台が軒並み中止となり、いつ再開できるのか…というより、「そもそも再開できる日なんて訪れるのか?」とすら思っていた3年前。出る側も作る側も観る側も、誰もが待って、もがいて、焦って、あがいて、模索し続けた日々だったと思います。そして配信ライブや無観客ライブ、拍手のみ(声出しはNG)の有観客ライブを経て、やっと声出しが解禁された有観客ライブ──。
その空間は想像以上に楽しくて幸せで、演者はもちろん、居合わせた全員と繋がれたというか、“音楽を通じて会話した。一つになれた”という感覚がものすご〜くありました。ライブ中幾度となく鳥肌が立ち、アドレナリンもドバドバ、際限なく出続けた。「『みんなの声を直接浴びたい!』って、ずっとずっと、ずーーーっと思ってた。もうね、楽しすぎて全然終わりたくない。帰りたくない、泊まりたい‼︎」。そう言われた時は、正直昇天しかけましたね、ハイ(笑)。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、音楽大好き人間の私にとっては、まさに“生きている喜び”を全身で感じまくった2時間半でした。最高のパフォーマンスで魅了してくれて、嬉しい言葉をいっぱい聴かせてくれて、本当に本当にありがとう推しの皆さま! めーっちゃ愛してる♡♡♡
それと、これは余談ですけれども、ライブ参戦というのは(ジャンルによっては)結構な体力を要します。私はクラシック、ジャズ、ポップス、歌謡曲、フォーク、ロック、ビジュアル系、ヒップホップ等割と何でも聴きますが、今回のライブは激しめのカテゴリーに入るため、座席はあれども開演したら観客は皆立ち上がり、終演までスタンディングを貫くスタイル。つまり、2時間以上立ったままコールしたり拳を突き上げたり踊り狂ったりするわけでございます。これを3年ぶりにやったらば、疲れやダメージが翌日に残る残る(笑)。
コロナ前までは定期的にライブ参戦しておりましたゆえ、意識せずとも自然にトレーニング出来ていたのでありましょう。ライブ中、疲れたり「しんどい」と感じた経験はほぼなかったのに、3年空いたせいか結構キツイものが…(泣)。冷静に考えたら、“2時間集中して音楽にノリ続ける”というのは日常生活ではなかなか取らない行動ですし、大なり小なり疲労感があって当然のような気も致します。今回は疲れさえも「昨日の余韻♪」として味わうことが出来たけれど、次回に備えて“ライブ参戦用の体力作り”を真剣に考えたほうがいいのかもしれません。まぁ、ライブにまつわるアレコレをこうして考えられること自体、めちゃくちゃ嬉しいし楽しいんですけどね♡
兎にも角にも、声出しライブってやっぱり最高~!