女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

まず自分のために。ひいては周りのために。

先日、漫画・小説を合計13冊、ネットにて注文しました。うち数点が[入荷待ち]ということで、[発送完了]のお知らせメールが届いたのは、ポチッてから12日が経った頃。「ネット注文でこんなに待ったの久しぶりだなぁ。でも、まとめて一気に読めるのすんごい嬉しい♡」と届く前からわくわく、そわそわ。


そして迎えた配送日。あらかじめ「14〜16時」で時間指定していたため、それまでに全ての用事を済ませ、今か今かとその時を待っていました。15時半にインターホンが鳴り、配達員さんご到着。90分前から…いえ、正確には12日前から楽しみにしていた私は、もう読みたくて読みたくて仕方がない状態です。はやる気持ちを抑えきれず、玄関を開けると同時に勢いよく躓き、靴をすっ飛ばして配達員さんを驚かせてしまったのでありました(汗)。

「わぁ、大丈夫ですか⁉︎」

「大丈夫です、すみません。楽しみすぎて、めちゃくちゃ急いだら躓きました(笑)」

「そんなに楽しみだったんですね。お待たせしちゃって申し訳ありません」

「いやいや、時間通りですから謝る必要全くないですよ。お兄さん(*見た感じ20代前半くらい)とは多分はじめましてですけど、いつも正確に届けてくれて感謝してます。ありがとうございます♪」

そう伝えたところ、顔を綻ばせながら「僕、この仕事しててそんなこと言われたの初めてです! こちらこそありがとうございます‼︎」とものすご〜く嬉しそうに返してくれました。言ってよかったな、と思いました。


ストレートに感謝の気持ちを伝えたり、しっかり目を見ながら相手を褒めたりできる──これは、年齢を重ねてできるようになったことの中でも特段素敵というか、自分でも「なかなかいいな」と感じている部分です。若い頃は照れとか躊躇いとかがあって、咄嗟には言えなかったりもしたのですが、アラフォー以降、割とすんなり口にできるようになりました。言われたほうも嬉しいだろうし、喜んでいる表情を見られた私も嬉しいから、お互いハッピーしかないんですよね。別におべんちゃらを言う必要はないだろうけど、実際日頃から「ありがたい」と感じているので、これからも積極的に伝えていこうと思います。


言葉というのは、人様にかける場合であれ、自分に向ける場合であれ、非常に強くて重いものです。よって、光や花束にもなりえるけれど、凶器や毒になってしまうことも、残念ながら数えきれないほどある。特に、誰でも手軽に、そして熟考せずとも世界中へ即発信できてしまう現代においては。なれど、「せっかくなら、自分も周りも幸せになれるような使い方をしたいよなぁ」と、この日あらためて感じました。


小学生の時お世話になったK先生が、しつこいくらい…口癖と言ってもいいほど繰り返していた言葉で、今も脳裏に焼き付いているものがあります。

「汚い言葉や乱暴な言葉ばかり使って生きていると、やがて自分自身もそういうふうになってしまいます。相手に浴びせているつもりでも、実際は自分の口から出て自分の耳に入れているにすぎないので、良いことは何一つありません。皆さんは、誰に対しても綺麗な言葉、不快でない言葉をきちんと使える人におなりなさい」

本当にその通りだと思います。こうやって文字にしてみると、子供だった当時より、大人になってからのほうが深く刺さるといいますか、胸にズシンと来るものがありますねぇ…。「誰に対しても」の中には、当然“自分”も含まれる。そのことを、幼いうちから叩き込んでもらえて良かったです。

今思えば、私が国語大好き&得意な人間に育ったのは、彼女の影響も大きかったのかもしれません。K先生、その節はありがとうございました!