女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

晩婚主婦の日常譚。たまに猥談あり。

愚の骨頂

昨日早朝、俳優・清水尋也氏(26歳)が、大麻所持の疑いで逮捕されました。好きな俳優さんの一人だったので、まぁショックはショックだけれど、正直言って「またか」という感じもあったりなかったり…。役者やミュージシャンには多いですからね、薬物で捕まる人。


さて。彼は、現在放映中のTBSドラマ「19番目のカルテ」に若手医師役で出演しています。大変お気の毒なことに、今週日曜(9/7)が最終回ゆえ、スタッフさんたちは連日連夜、各種対応や編集作業に追われていることでしょう。「脇役とはいえレギュラーだし、芝居自体は上手いんだから、無理にカットする必要ないんじゃない?」というご意見もあろうかと思います。なれど、毎週楽しみに視聴している身としましては、「出演シーンをカットする方向で対応を進めている」という局の姿勢を全面的に支持致します。主な理由は以下の3点です。

①彼の“上手い芝居”は、薬物の影響を受けて成立している可能性がある

②画角内にいると「この人、大麻やってるんだよね…」と現実に引き戻されてしまい、ドラマの世界に集中できなさそう

③カットなしで放送するのは、真摯に芝居と向き合っている他の俳優さんたちへの礼儀を欠く気がする

 

 

大麻を合法としている国が複数あるせいなのかは分かりませんが、“依存性はない”だとか“心身への負担・影響ゼロ”だとか、誤った情報が出回っている昨今。厚生労働省および警視庁が公開している資料を確認したところ、日本でも大麻関連の検挙者は増加傾向にあります。

警察の調べに対し、清水氏は「米国留学の際(20歳頃)初めて吸った」と供述しているそうですが、私の知り合いにも「海外で(現地の人間から)誘われた経験がある」人がチラホラ。きっぱり断ればいいだけだから話は簡単なのだけれど、その知人の中に「興味本位で一回だけ」「『品行方正なお坊ちゃん』的な挑発に乗って」流されてしまった人も実際存在するから厄介なんですよねぇ…。彼ら二人とは、本人たちにも「クスリをやるような人は無理」と告げて即絶縁。興味本位とか周りに煽られてとか、「いやいや、そんな言い訳が通用するとでも⁉︎」と呆れました。軽い気持ちで薬物に手を出すなんて、もう既に正常な判断能力が無くなってしまっているじゃないか。いずれ廃人と化し、全てを失うかもしれないのに、あまりにも危機感がなさすぎます。

 


ご参考までに、大麻が心身へ及ぼす影響の具体例を記します。

◎感覚の変化(色がより鮮やかに見える、音の細部まで聞こえる等)

◎時間認識、空間認識の変化(歪みを感じる等)

◎気分の変化(躁鬱等)

◎動作障害(瞬時の反応が遅れる等)

◎記憶障害(記憶力が落ちる等)

◎思考力、問題解決能力、情報処理能力の低下

◎幻覚や妄想が発現する  *高用量の場合   

                ・・・他多数

 

一時的な高揚感、多幸感、酩酊感、陶酔感、リラックス効果等々を得る目的で薬物に手を染めるというのは心底くだらない行為で、まさに愚の骨頂だと思います。“その先”が全く見えていない…というか、そもそも見ようとしていないのかもしれません。

 

私は生粋のエンタメ好きだけれど、自分が応援している歌手、俳優等の私生活には関心がないタイプの人間です。よって、“良い仕事”さえしてくれれば、彼らが不倫しようがギャンブル狂だろうが別に構わないし、パブリックイメージと素の姿がかけ離れていたって全然いい。でも「罪を犯した」となったら話は別です。

薬物は、所持・譲渡・使用すれば、一度だろうと常習だろうと罰せられます。「持っているだけで犯罪」という事実は、小さな子供だって知っている。つまり、知っていても、分かっていても、なかなか断ち切れないのが薬物…ということなのです。特に大麻は「gateway drug(ゲートウェイ ドラッグ)」とも呼ばれており、“あらゆる薬物の入り口”だとされています。最初は大麻、そしていつの間にかコカイン、ヘロイン、覚醒剤等、より強い薬物へと移行。気付いた時には身も心もどっぷり浸かってしまい、自力で抜けることは不可能な状態にまで陥っている──。実に巧妙な仕組みだと思います。

 

ところで。清水氏の行く末はどうでもいいですが、出演作「ソロモンの偽証」(2015年公開/宮部みゆき原作)だったり、「海に眠るダイヤモンド」(2024年放送/TBS)だったりが今後観られなくなるかも…と思うと悲しくなります。どちらも素晴らしい作品なので、もしそうなってしまったら残念だなぁ。制作陣をはじめ、共演者の方々も、こんな形で突然作品に傷を付けられたんじゃあ、めちゃくちゃやるせない&腹立たしいだろうな…。

関係者の皆さま方、きっとしばらくは落ち込んだり悔しかったりするでしょうけど、めげずに今後もいい作品を生み出していってくださいね。期待しております。