女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㊼“後ろ”体験】

突然ですけれども、皆さまは“後ろ”の経験、ございますでしょうか? 私は女風ユーザーになるまで、リップでさえもされたことがありませんでした。歴代彼氏の中にドMの人がおりまして、その彼に懇願され「前立腺を刺激して差し上げるプレイ」は経験があったものの、自分が“される(してもらう)側”になったことは一度もないし、大して興味もなかった。


だから、初めてセラピストさんに後ろをリップされた時は驚きましたねぇ。「そんなとこまで舐めるの⁉︎」と。でも、そのセラピストさんがすごくタイプだった&めちゃくちゃ気持ちよかったので、抵抗感は全くナシ。よって、彼を指名する時は覚悟があったといいますか、「またリップされるかもしれないな〜」と思いながら会っていました。


ある日のこと。いつものようにそのセラピストさんとイチャついている最中、「今日スゴイね、全部ぬるぬるだよ。指入るんじゃない?」と囁かれました。「そりゃあ入るでしょうよ♡」と思いニヤついていたら、おもむろに極薄ゴム手袋とローションを取り出す彼。

「ん? 何してるの?」

「ちょっとだけ指挿れてみてもいい? おしりに」

「えぇっ、おしり⁉︎ 私やったことないんだけど、大丈夫かな…?」

「僕、プライベートでも仕事でも開発経験あるし、痛かったらすぐ止めるから安心して。けど◯◯(←私の名前)は多分、おしりでも気持ちよくなれる才能あると思うんだ。だからちょっとだけ、ね♪」


「この人になら、身体のどこを触られてもイヤじゃない」と分かっていたのでオッケーし、四つん這いスタイルに。「まずほぐしてから」しばらくの後、彼曰く「第一関節まで入ったよ」とのことでしたが、別段快感は覚えず、あったのは“違和感”。 

〈本当におしりに入ってるなぁ。でも、おしりって本来、入れるとこじゃなくて出すとこのはずだよなぁ。あと、男性には前立腺があるから気持ちいいのも何となく理解できるけど、女性にはないよね? なのに“おしりでも気持ちよくなれる”っていうのは、一体どういう仕組みなんだろうか…?〉


様々なことが気になってちっとも集中できず(笑)、結局、短時間でストップしてもらいました。やり方や相性、もしくは慣れの問題等もあるのでしょうが、私は今のところ、普通に前のほうが気持ちいいです、ハイ。


ただ、先述のM彼があまりにも恍惚とした表情で、素晴らしくエロい声を出す姿をこの目で見ていたから、「後ろがツボな人にとっては、とんでもなく気持ちいいんだろうな」とは思いますね。当時は勇気がなくて断ってしまったけれど、もし今なら頼まれたことを全部やってあげたい。愛用の道具を並べ、「普段は自分でやってるけど、本音では『君に突っ込んでほしい』って思ってる」と頑張りに頑張って“願望”を告げたであろうに、あの時は若干引いてしまってごめんよ…。私も、いろいろな意味で“性に関する好奇心の扉”がまだ開き切っていなかったのです(汗)。

逆に言うと、人間はどこまでも成長できるというか、何年生きていても“知らないこと”に出会える喜びや面白さがあるなぁとも実感しています。今後チャンスが訪れた暁には、“後ろ”にリトライしてみようかしら♡♡♡