女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

過去の恋愛

最後の恋[参]

約束の日、15時。チェックインして先に部屋で待っていると、KTさんがやって来ました。私は「ドラマみたい。36年間生きてると、こんなことが現実に起こりえるんだ」と落ち着きませんでしたが、彼は慣れているのかごく普通(笑)。入室以降ずっと喋り続けてい…

最後の恋[弐]

自分が担当するタレントさんと、(仕事用ではなく個人の)連絡先を交換することは時々あります。こちらからは絶対に訊かないけれど、先方から求められた場合は基本、男女ともに断らない。ただし、マネージャーさんに「〇〇さんと連絡先を交換させてもらいま…

最後の恋[弌]

例えばの話。都会から離れた山奥で、長い間、一人きりで暮らしてきた青年がいるとします。彼自身は、その生活を「孤独だ」とは思わないでしょう。なぜなら、生まれた時からそれが当たり前であり、彼にとっては“一人でいること”が日常だからです。けれどある…

綻ぶ恋〈後編〉

メールをもらった翌日、自宅マンションに「離婚届受理証明書」が届きました。冗談でも何でもなく、KIさんは本当に離婚していたのです。「急過ぎて頭が混乱してるけど、とにかく詳しい話を聞かなくちゃ」と思い、ジム近くの喫茶店で彼と待ち合わせました。 KI…

綻ぶ恋〈前編〉

Tさんから学んだことの一つに、“程よい筋トレの重要性”があります(Tさんとの物語は、「過去の恋愛」カテゴリー内「学びの恋」に掲載)。彼の見事なシックスパックと、どの部位もバランスよく鍛えられた“細マッチョボディー”は、マラソン・フットサル・自宅…

学びの恋〈後編〉

行為中は電気を消さない、ガラス張りのお風呂を最大限活用する、とんでもなく卑猥なことを言う、くらいはさほど意外ではなかったけれど、まず驚いたのは営みのトータル時間の長さです。基本的に毎回2時間以上、最大で4時間掛かったこともありました。次に…

学びの恋〈前編〉

Eさんとの恋が唐突に終わった、何日か後の日曜日(*Eさんとの物語は、「過去の恋愛」カテゴリー内「本気じゃない恋」に掲載)。“別れの発端となってしまったメール”の送り主・Tさん(男友達)と食事に行く日です。美味しいイタリア料理を食べながら事の顛末…

本気じゃない恋〈後編〉

帰国後に待ち合わせたのは、外苑前駅。彼行きつけのカフェへ向かう道すがら、さも当然のように指を絡ませ手をつないできます。いやはや、積極的。カフェに着いてから話すつもりだったけれど、それでは遅いかもしれないと思い、道中で切り出しました。 「ちょ…

本気じゃない恋〈前編〉

Hさんと別れて約2年(*Hさんとの物語は、「過去の恋愛」カテゴリー内「愛している。だから別れる」に掲載)。その間、周りの友達からは「元彼を忘れるには、新しい恋をするのが一番だよ」と散々言われてきました。でも全くその気になれず、休日出勤を志願…

愛している。だから別れる

私は現在アラフォーなので、結婚するまでそれなりに恋愛を重ねてきました。「どれも皆、同じくらい大切な恋だった」と言えば嘘になるけれど、「どの恋愛を欠いても今の自分は形成されなかった」というのは本当です。ここでは、学生時代の淡い恋や、しょうも…