女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

鏡プレイ

大抵のラブホテルは、左右どちらか片方、もしくはヘッドボードが壁にくっついた状態でベッドが設置されているかと思います。

でも、その日案内されたお部屋のベッドは、どの面も壁に接していない上、ヘッドボート側は一般的な白い壁、左側は一面鏡張りの壁(しかも「これ…何の絵?」と訊きたい感じの不思議な模様入りの鏡・笑)という若干変わった仕様でした。お気に入りセラピストさん(←仮にAさんとします)と顔を見合わせ、「コンセプトが謎な部屋だね〜」と話し、各々シャワーを浴びます。シャワー後は、広めのベッドでマッサージがスタート。あれやこれやとお喋りしつつ、ごく自然な流れで性感へと移行していきます。

 

けれど、性感に移ったあたりから、Aさんの様子がいつもと違うように見えました。何というか、興奮度合いが随分高そうに見えたのです。早くも息が荒い+目がギラついていて、私の腕や脚を押さえつける力も普段よりだいぶ強め。

「ねぇ、今日どうしたの? 何かあった?」

「あ…分かっちゃった? 実はすっごい興奮してる。俺ガマンできないかも」

 

そんなわけで、この日は合意の上で合体をば致しました。最初は「相当溜まってるのかな」と予想しましたが、結論を言うと、そういうことでは全くなかった。彼は、単に「“鏡プレイ”が大好き!」な人だったのです。

 

合体中、後背位でガンガン突かれている際、急に動きが止まったと思ったら、Aさんは私の顎を後ろからがっちりホールド。驚いて「え、何⁉︎」と尋ねますれば、そのまま私の顔を右側にグイン。「鏡見て。今めっちゃエロい格好してるよ」と耳元で囁かれました。ぐわ~! プレイに熱中しすぎたせいか、鏡の存在自体をすっかり忘れておりました…(汗)。

「ヤダ! 恥ずかしい」

「ちゃんと見なきゃダメ。自分がどんな顔してるか、その目でしっかり見て」

 

その後も、せっせと体位を変えては&鏡のほうを向かせては「自分の顔見て」「入ってるところ、もっとよく見て」と言ってくるAさん。私が「やだ」「恥ずかしい」「もう見せないで」と目を覆う度に、「カワイイ」「興奮する」「めっちゃ燃えるんだけど♪」とこれまでにないほど嬉々としてプレイしていたので、「この人、Sだったのかぁ」と初めて気付きました。過去に使ったことのない“オトナのおもちゃ”(←私は別段使用を望んでいないけれど、彼的にはガッツリ使いたかったのでありましょう。一応「コレ当ててもいい?」という確認はされました・笑)まで投入し、そりゃもう生き生きと“仕事”をしておられました。

私は私で、“「すっごい興奮してる」Aさんの姿”を見て興奮したし、なかなか新鮮&気持ちよかったから、「たまにはこういうのもアリ」と感じましたね。「相手がMっぽいセラピストさんの場合は、立場を逆転させて挑戦してみるのも楽しそうだな」と思いましたねぇ、ムフフ♡

 

ただ、“鏡プレイの善し悪し”は、セラピストさんとの相性や、その日の気分等によっても変わるんだろうなぁと思います。実際、以前書いた「ギラゴテ」の時は、刺さるものが1ミリもありませんでしたから…(笑)。