女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

ギラゴテ

皆さんは、どんなラブホテルがお好きですか? 私は、フロントの方の感じが良くて、館内がいつも清潔に保たれているホテルが好きです。あとは、多少値段が高くとも、ある程度の広さがあって、“ごくごく普通の部屋”を選ぶことが多いかもしれません。


さてさて。その日はより非日常感を味わいたい気分だったのと、ふと「こういう場所って一度も入ったことないなぁ」と気付き、「我こそがラブホテルぞ」と主張しまくっている(笑)ギラギラ・ゴテゴテの外観をしたホテルへ。せっかくなので、「コンセプト=どこかの国の王族?」と思うほど煌びやかな装飾が施されたSランクの部屋(基本カラーは赤×ゴールド!)を選びました。


実際部屋に入ってみると、フロント横のパネル写真では分からなかったことが。それは、「ほぼ全面鏡張りだった」という点。うへぇ、ものすごいインパクト。外観以上にめちゃくちゃギラついている室内、そしてお風呂。思わずいろんなところの写真を撮ってしまったほどです(鏡張りだから、自分自身とセラピストさんが写り込まないように撮影するのが大変でした・汗)。


いざ施術。ベッドに横たわりますれば、何と!天井にも鏡。ご丁寧に、部屋全体の照明を消しても、鏡の部分だけは薄ぼんやり見えるような仕組みになっているみたいです。「諸々スゴイ設計だなぁ」と改めて感心&感動。


最初は普通のマッサージだし、うつ伏せからスタートするので何も気になりませんでしたが、仰向けになった途端、半裸の自分と目が合い動揺。“半裸でマッサージを受けている自分の姿”を、生まれて初めて目にした瞬間でありました。「これってつまり、性感に移行してからも、己を見続けるってことだよね…?」(心の声)


そうこうしているうち、性感マッサージが始まっておりました。半裸→全裸となり、セラピストさんにあんなことやこんなことをされてどんどん気持ちよくなっていく自分の姿が映る天井──


これはあくまで私個人の感想ですけれど、結論から言うと全然興奮しませんでした。というより、「プレイに没頭&集中出来なかった」と表現するのが正しいかな。好奇心の強さが災いしてか、いろいろと気になって“じっくり観察すること”のほうに神経が行ってしまったのです。


まずは自分のビジュアル。「あそこのお肉、落とさなくちゃ」「プレイ中の髪の毛って、ああいう広がり方してるんだぁ」「思ったより脚開いてる」等々。続いてセラピストさん。「仕事とはいえ、実に甲斐甲斐しく奉仕してくれてるな〜」「あ、背中に毛発見!」「攻めてる時の手の置き所、意外と面白い」等々。試しにベッドから移動して、ダンススタジオばりに大きい鏡の前でもプレイしてみたのですが、同じく別段興奮せず。いや、むしろ鏡との距離が天井より近い分、観察ポイントも増えて更に集中出来なかったような気さえ致します(笑)。


…というわけで、「ギラギラ・ゴテゴテのラブホはもういいや」と思った次第です、ハイ〜。