女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

プロの真髄を垣間見る

担当セラピスト=B店/Eさん(30代中盤・おしゃれ男子・おヒゲあり・色白・細身・満点のホスピタリティー・仕事熱心)

 

1人目・A店のKさんはセレクトミスでしたが、失敗の経験を活かして「次はもっと顔や身体が分かる写真を載せているお店にしよう」と決意。候補店舗の中から、「素敵な文章を書くなぁ」と気になっているセラピストがいるB店に連絡しました。B店のHPにはかなり詳細なプロフィールが載っていて、身長や体重、趣味等はもちろん、写真も寄りと引きが数枚ずつあり、全体の雰囲気やファッションの傾向等も分かる仕様です。

 

「素敵な文章」というのは、HP内にセラピスト達が個々にアップしている日記のこと。私は本に関わる仕事をしていることもあって、Twitter等短いものより、ある程度長い文章を読むのが好きです。長文には個性や人柄、物事の捉え方や仕事への思いなどが出やすいので、写真を見て「いいな」と思った方でも、文章を読んで「私には合わなそう」と感じるケースもあります。逆に写真ではピンと来なくても、文章から興味を持ったり「会ってみたいな」と思う方もいる。2人目にお願いしたのは、顔(ボカシ薄め&一部は見えている)もボディー(裸体ショットはないものの、全身ショットから細身なことが明白)もタイプで、且つ文章が魅力的なセラピスト。

 

Kさんの時は事前にビジネスホテルを予約したけれど、「女風を利用する場合、ラブホテルの方が使い勝手がいいな」と感じました。でもラブホテルには何年も行っていないし詳しくもないので、駅前で待ち合わせてセラピストに連れていってもらうことに。こちらの服装の特徴を伝え、約束の場所に到着すると「◯◯さんですか?」とすぐ見つけてくれました。イメージ通りおしゃれで清潔感がある、物腰の柔らかい方。そしてふわっと良い香りがします。「この人になら任せられそう」と思いました。名前はEさん。

 

会話をしながらホテルへ向かう道中は、さり気なく車道側を歩いてくれたり、「飲み物買っていきましょう。何がいいですか?」等気遣ってくれます。選んでくれたホテルも、きれいでお手頃な料金。ホテル代は当然ユーザー持ちですが、「先にエレベーター行っててください」と立て替えてくれました。女性が恥ずかしい思いをしないようにという心配りですね。エレベーターに乗る時も部屋に入る時も、腰にそっと手を添えてくれたのですけれど、これが全くイヤじゃない。初対面の場合、相手が外国人かジゴロ(笑)じゃない限り若干の抵抗があるものですが、それを感じさせない時点で妙に安心します。

 

部屋に入ると、脱いだコートをハンガーに掛けてくれたり、飲み物のキャップを開け、さらにストローを差してから「どうぞ」と渡してくれたり、まさに至れり尽くせり。でもマニュアル通りという感じはせず、「この人自身に備わっているホスピタリティーなんだろうな」という印象を受けました。その後はソファーに深く座っていろいろ話を聞いてもらい、終盤「今日はどういう時間を過ごしたいですか?」と質問されました。してほしいことやその逆ももちろん訊いてくれましたが、「どう過ごしたいか」という訊き方はすごく心地が良かった。文章もいいけれど、言葉の選び方や使い方自体が素敵なんですね。私は正直に、「どこをどう攻めてほしいとかそういうことじゃなく、恋人みたいにイチャイチャ過ごしたい。裸で抱き合いたいし、触れ合いたい」旨を伝えました。

 

「分かりました、そうしましょう。じゃあシャワーの準備してきますね。一緒に入りますか、別々にしますか?」と訊かれてびっくり。「会ったばかりの人と一緒に入るなんて恥ずかしい、別々でお願いします」と動揺しながら答えると、「これからもっと恥ずかしいことするのに?」とドキッとする台詞を爽やかな笑顔で言う。ギャップ萌えで、心拍数がぐんぐん上昇しました(笑)。バスルームから出てきたら、「マッサージオイルが何種類かあるので、好きな香りを選んでおいてくださいね」と待っている間も退屈しないような流れ。しかも全部良い香りで、どれにしようか迷っているうちにEさんのシャワーが終了。Eさんは両手を広げて、ハグしようのポーズをしてくれたので遠慮なく胸に飛び込みました。やっぱり良い香りがする。そして私のガウンのボタンを外しながら、「セクシーな下着だね」の誉め言葉。敬語とタメ語の使い分けといい、選ぶ台詞といい、女心のツボを心得ています。プロってこういう人のことを言うのでしょうと思いました。

 

ベッドに入ってからは、オイルマッサージ→性感マッサージという手順。まずこのオイルマッサージが相当に上手いため、普通のマッサージ屋さんに行った時のごとくウトウトしてしまいました(笑)。既に心がほぐれているので、性感マッサージへの移行もすんなり。性感の詳細は省きますが、それはそれはめくるめく、非常に気持ちよくて満ち足りた120分でした。テクニックもさることながら、Eさんは本当に褒め上手。施術中もいろいろ褒めてくれたり、手をぎゅっと握ってくれたり…“女性がしてほしいこと”を絶妙な頻度でしてくれます。人気が高いのも頷けるし、実際私も「ぜひまたお願いしたい!」と強く思いました。

 

というわけで、この日学んだことは…

 

一.「どの業界にもプロフェッショナルはいる。根底にある、彼自身のホスピタリティーに感服」