女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

天職

 

 *前回からのつづきとなります

 

私はもともと、人生をざっくり20年スパンで考えていました。20歳前後までは勉強する&将来の方向性を固める、40歳前後まではめちゃくちゃ働く&たくさん旅をする、60歳前後までは少しペースダウンして働く&私生活を充実させる、というような具合です(60歳以降についてはまだ考えていません)。

 

入社してから今日に至るまで、そりゃあもう働きました。休日出勤も深夜の残業も、仕事柄当たり前だと思っていた。加えて、好きなことを仕事にしているため、休みが少なくても別段苦にならない。けれど、ストレスがないかと訊かれたら、それは「かなりある」。

この仕事(雑誌記者)の肝は、書くことでもお話を伺うことでもなく、ズバリ「各方面に気を遣い続けること」「たとえ寝ずとも〆切を守ること」。以上の2点に尽きると思います。

私はこれまでの記者生活約16年間で、急性胃腸炎3回、帯状疱疹1回、栄養失調になりかけること1回。短期ですがそれぞれ入院しています。主治医からは「ストレス性のものだね。ちゃんと休んで、しっかり食事を取って、規則正しい生活をしなきゃダメ。ただでさえ貧血重いんだから、この調子じゃまた倒れるよ。仕事と身体のどっちが大事かなんて、言われなくても分かるでしょ?」とその度に怒られてきました。はい、重々承知しております…。

 

ですから、転職自体はいつも頭の隅にありました。記者という仕事が本当に好きだし天職だと思っているけれど、相当な体力及び精神力が求められることは明白です。現在の仕事量と情熱を保ったまま、定年まで全う出来るとは考えにくい(記者全般がそうだと言っているわけではなく、「自分が今いる会社では」という意味)。そして、「“1人につき天職は1つ”とは限らない」と考えています。

幸い私はいろいろなことに興味があるし対応力もまぁまぁあるので(笑)、記者以外にも向いている仕事、打ち込める仕事は存在すると思う。それをこれからじっくり探すのも楽しそうです。職に就かずとも、数年間は夫と折半して生活していくだけの蓄えはありますゆえ(*夫とは財布も貯蓄も別です)、それくらい時間をかけて「第2の天職」を探しても何ら問題はありません。今日まで遮二無二働いてきた分、ここで一旦、長めの休暇を取るのも悪くない。

 

思い立ったら即行動!が私の信条です。水曜(7/22)の夕方、編集長に「退職したい」旨を伝えました。編集長は、まるで鳩が豆鉄砲を食らったような(←実際に見たことはありませんが・笑)顔で「えっ? ちょっと待って! …えぇぇぇっ⁉︎」と絶句。深く溜息をついて濃ゆ~いコーヒーを淹れた後、「まずは俺から社長に伝えるよ。詳しいことは休み明けに話そう。しかし驚いた、心臓に悪いなぁ…」と言われました。誠にすみません(笑)。

 

というわけで、会社がどう対応するかの返答は、連休明けを待ちたいと思います。

 

今は、“人生が大きく動き出す予感”に、ワクワクが止まらない状態です♪