女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

「あんまり浮気しないでほしいな」

《浮気・うわき/気まぐれに異性から異性へと心を移すこと。決まった妻や夫、婚約者等がいながら、他の異性と恋愛関係を持つこと。また、そのさま。好色。多情》


私は「風俗は浮気に入らない」という考えです。しっかり辞書を引いた結果、あらためて「風俗は浮気じゃあ全然ないな」と感じました。

なぜなら、夫→セラピストさんへと心や情を移しているわけでは全くないし、もちろん恋愛関係でもないからです。中には毎回合体するセラピストさんや、気付けば2年以上にわたる長〜いお付き合いとなるセラピストさんもいるけれど、恋愛感情はゼロなので問題なし(笑)。


で。単に“お客とセラピストの関係”でしかないにもかかわらず、とあるセラピストさんが、私の目をじーっと見ながら言ったのです。

「あんまり浮気しないでほしいな」

まぁ要するに、「他のセラピスト(*私は女風利用の際、誰か一人に絞ることはせず、“数名のお気に入りセラピストさんをローテーションで指名するスタイル”を採っています)に使う分のお金も、全額僕へ回してはくれまいか?」という意味なのですが、営業トークとはいえ「面白いなぁ」と思いました。


私は既婚者ですから、世間的に見れば、彼を含めて「セラピスト=全員浮気相手」だと思うんですよね。夫とはセックス以外は上手くいっており、この先も一緒に生きていきたいと思っている…いわば“大本命”なわけです。なのに、浮気相手の一人が「あんまり浮気しないで」という台詞を吐く──。これが私の中ではめちゃくちゃ面白くてツボにハマり、思わず吹き出しそうになってしまったのでありました。「んも〜ぅ、アナタこそ♡」と咄嗟に返せた自分を褒めたい(笑)。

泡沫の関係…そして“仮初めの言葉”を囁いたり囁かれたりする行為は、本当に楽しくて刺激的です。普段は仮初めとは無縁な生活を送っている分、より“非日常感”が増すのかもしれませんね♪