女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 三十. 合体交渉》

まずは過去記事、《小噺 二. 合体》のおさらいをさせてください(一部抜粋)。

 

『私には現在、数名の“お気に入りセラピストさん”がいます。そのうち、合体(←合意の上&お店には内緒で)する方は半分くらい。内訳は、Aタイプ=ほぼ毎回合体、Bタイプ=時々合体、Cタイプ=一度だけチラッと挿入あり、Dタイプ=挿入は一切なし、という感じ』

 

これは約1年前の投稿ですが、現在もほとんど変化はありません。“お気に入り”の中で多少入れ替えがあった関係で、合体率は1年前より上がっているような気がするけれど、それでも多分6割ほど。私としては、「なかなか良きバランスだわ♪」と思っております。

 

さて。再三書いている通り、女風での本番行為は禁止されています。セラピストが求めるのも、ユーザーが求めるのもNGです。万一お店にバレた場合、罰金とか出禁とか、面倒くさいことこの上ございません(笑)。

ただ、ホテルもしくは自宅という[密室]でプレイするわけなので、故意にバラさない限り、情報が漏洩する可能性はそれほど高くないと言えましょう。よって、諸々の相性が良く、「ある程度信頼可能」と感じられる相手であれば、どちらかが挿入を提案して性行為に至ることも(これまでの経験上は)結構あります。

 

私のケースで言いますと、自分から「したい」と申し出たことはなく、毎回セラピストさん側からの提案です。ただし、女風を利用し始めて間もない頃──つまり“挿入がない”という状態にカラダが慣れていなかった頃は、知らないうちに口から出てしまっていました。「挿れてくれないの…?」という言葉が。

 

その言葉を投げかけてしまったのは、当時リピート指名していた2人のセラピストさんです。言ってしまってから「あ…!」と気付いて撤回したかったものの、一度口にしたことは取り消せないし、相手にも自分にもしっかり聞こえているので誤魔化しようがない(笑)。けれど、その時の“対応の仕方”が全然違っていて、実に興味深かった。

 

一人は◆◆さん。

彼は、私の頭を優しく撫でながら①本番行為は固く禁止されていること、②自分はそのルールを破る気が一切ないこと、を穏やかに説明してくれました。プラス、「残りの時間、挿入なしでも十分気持ちよくなってもらえるように、120%以上の力で頑張るので期待してくださいね♡」と言ってくれ、実際に満足させてくれたのでありました。この先も、◆◆さんと合体する日は永遠に訪れないと思いますが、ずーっと指名し続けるつもりでいます。彼は、心身ともにたっぷり癒やしてくれる最高のセラピストさんです。

 

もう一人は◇◇さん。

こちらは一転、怒ったような表情で「俺だって我慢してるのに…」と言い放ち、やや乱暴に私の脚を開いて一気にずぶり。その直後、首を横に振り「やっぱダメだ」とすぐ抜きました。「本番しちゃダメって言われてるから」と、至極もっともな理由での「NO」ですね。“Cタイプ=一度だけチラッと挿入あり”というのは、そういうことだったのでございます、ハイ(汗)。◇◇さんのことも、彼がお店を辞めるまで、変わらずリピート指名を続けていました。

 

本番を、するか否か。お店的には当然「禁止」だけれど、ユーザー及びセラピスト的には「そうは思っていない」ことも多いです。そのあたりは当人次第と言いますか、相性や気分、体調等によっても変わってくることでありましょう。

一つ言えるのは、自分がしたくないなら「NO」ときっぱり断る勇気、そして相手に「NO」を告げられた時、スッと引ける柔軟さがあったほうがいい、ということ。そのほうが、「メンタル・フィジカル両面において安全、且つ気楽に女風を利用できる」と思っています。