女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 三十一. タダ延》

「タダ延」。それは、“タダで延長”を略した用語でございます。「本番」や「裏引き」とともに、女風界では固く禁止されている行為の一つですが、実際には「ままあること」だと言えましょう。

 

まずは、ユーザー側が要求するケース。120分コースなら120分、180分コースなら180分が経過した後、及び料金を支払った後で、「全く部屋を出ようとしない」ユーザーはそこそこ存在する模様(セラピストさん談)。

「そういうお客さんは、時間外なのにキスとかイチャイチャとかをずーっと求めてくるから、『延長料金掛かっちゃうし、そろそろ行かないと』って出口へ促すんだ。そうするとあからさまに機嫌が悪くなったり、ひどい時は『ケチ!』って言われたりもする。『ケチなのはそっちだろうが〜‼︎』って思っても口には出せないし(笑)、正直“面倒な客リスト”に入るだけなんだよね。普通に延長料金払ってくれれば、こっちも普通に仕事するのにさ」

 

続いて、セラピスト側が自発的に行うケース。これは、その人の接客ポリシー、指名頻度や2人の関係性、当日の気分・予定等にもよると思います。

私個人で言いますと、現在数名いる“お気に入りセラピストさん”のうち、半分くらいがタダ延しているように感じます。「ゆっくり話を聞くのがポリシー」の方は、必然的にトーク時間が長くなりますし、長年指名し続けている方は、「感謝の気持ち」で色を付けてくれる場合もあります。あとは、単に「もう1回射精したい」とか、「次の予約まで空き時間があるから、もうちょいここで休んでっていい?」とかもある。

 

私は、自らタダ延するセラピストさんも、コース時間通りで終えるセラピストさんも、どちらも指名しています。「タダ延アリだからリピートする」ということもありません(もちろん「たくさん話を聞いてあげたい」「日頃の感謝を伝えたい」という気持ちはすごく嬉しいですけどね♡)。ただし、誰を指名するにしても、“時間に十分な余裕を持って予約する”ことを心掛けています。

なぜかと言いますれば、タダ延するタイプのセラピストさんに当たった場合、30〜60分くらいは時間が押しますゆえ(←あくまで私の経験上です)、ギリギリでスケジュールを組んでしまうと次の予定に全然間に合いません(笑)。私は120分コースを予約することが多いので、毎回「180分のつもり」で予定を立てることにしています。一度、セラピストさんも私も疲れていたのか、プレイ後に揃って爆睡してしまい、気付いたらトータル240分超えしていたことがあってめちゃくちゃ焦ったっけ…。幸い、互いに次の予定がなかったため事なきを得たけれど、ああいう汗のかき方は心臓に良くないですからねぇ…。皆さまも、どうぞお気を付けくださいませ。