女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム⑦ラブホテルPART3/立地】

私は既婚者ということもあり、職場や自宅とはなるべく離れたラブホテルを利用するようにしています。セラピストと一緒にいる場面を知人に見られるかも、というリスクの他に、“従業員さん問題”も存在するからです。

 

ラブホテルといえば、一昔前は誰とも顔を合わせずに入れるスタイルがスタンダードでした。受付の方が、宝くじ売り場的な小さなスペースから、ニョキッと手だけを出して鍵を渡してくれ、うっすら「ごゆっくり~」と言う…(笑)。もちろん今もそういうラブホテルはたくさんありますが、中にはビジネスホテルと見紛うほど立派なロビーを備えたところもあります。パリッとした複数のフロントマンが、満面の笑みで「いらっしゃいませ!」と迎えてくれたりして大変気持ちが良い。けれどそれはつまり、諸々事情のあるカップルも、ガッツリ顔を見られて接客されるということに他なりません。

例えば、私とセラピスト両方の顔をしっかり見て接客してくれた数日後、そのフロントマンと街でバッタリ会ったとします。私の隣には夫。フロントマンは私の連れが誰だかは分からないけれど、ホテルで一緒だった男性とは明らかに違うわけですから、もしや動揺が顔に出てしまうかもしれない。その動揺が、万一夫に伝わりでもしたら気まずいことこの上ございません、ハイ(笑)。

 

自分の生活圏内のラブホテルを利用する→従業員さんがその付近に住んでいる可能性あり→バッタリ会う確率も上がってしまう…というのが、私が考える“従業員さん問題”です。相違点に気付いたとしても、見て見ぬフリをしてくれたらありがたいですが、従業員さんにそこまでの対応を求めるのは酷というもの。回避できるリスクは、出来るだけ自分で回避しておきたいと思っています。