女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

“最高のセラピスト”とは何ぞや

担当セラピスト=B店/Eさん(30代中盤・おしゃれ男子・おヒゲあり・色白・細身・満点のホスピタリティー・仕事熱心)*指名2回目

 

前回のD店・KUさんでちょっと疲れてしまったこともあり、B店・Eさんをリピート指名。待ち合わせ場所に佇むEさんの姿を発見した時、すごくホッとしている自分がいました。一度しか会っていない人なのに、何だか不思議ですよね。

 

Eさんは相変わらず気遣いの達人で、歩いている時もホテルに着いてからも、心地よい空間を作ってくれます。夫とのことも詳しく話しているため、サラッと「家庭のほうはどうですか?」と尋ねてくれる。私は、夫と一度も性行為がない事実を身近な人には打ち明けていないし、今後打ち明けるつもりもありません。そのことに言及するのは、女風を利用する時だけ。セラピストは性の悩みを日々たくさん聞いているだろうし、私も親しくない人のほうが話しやすい。話したところで夫とのことを解決してくれるわけではないのだけれど、誰にも相談出来なかった悩みを、親身になって(もしくはさほど重く受け止めずに)聞いてもらえる…このことが、精神面でどんなに支えになっているか知れません。

 

特にEさんは、シャワー前もプレイ後も、驚くほどじっくり話を聞いてくれます(どちらも1時間近く)。肉体的に気持ちよくしてくれるだけでなく、精神的にも満たしてくれる。質問すれば自身の話(どういうセラピストでありたいかとか、仕事のやりがいについてとか)もしてくれるので、社会人同士の会話として大変楽しく、視野も広がります。かと言って他のセラピストにEさんと同じような対応やスタンスを求めるのは筋違いと分かっているから、「彼は特殊能力の持ち主なのだ!」と思うことにしています(笑)。

 

ただしそれは、あくまでも“私にとっての特殊能力”です。Eさんはプレイ的にはノーマルだし、失礼ながら超絶イケメンというわけでもありません。刺激、或いは麗しいルックスを求めるユーザーであれば、物足りなく感じることだってあるかもしれない。でも私にとっては最高のセラピストです。会うと心が癒やされて、特に激励されなくとも「明日からまた頑張ろう」と思わせてくれる。帰り際、「元気の充電お願いします♪」と言ってしばらくハグしてもらうのですが、これが本当にチャージ出来るんですよね。ハグの力は偉大です。

 

通常の友人関係でもそうですが、一緒にいて楽だったり居心地が良かったり、気が合うと感じる…そういう人とはそんなに多く出会えるわけではないので、頂いたご縁は可能な限り大事にしたいと思っています。セラピストは現実世界の友人とは違うから、大事にするといっても「ほどほどに」「依存しない程度に」ですけれど、場合によっては長年の友より濃い時間を過ごすこともあります。少し前まで、自分の“サード・プレイス”的な場所が女風に存在するなんて考えもしなかったなぁ。何が起こるか全く予想出来ないからこそ、人生は面白いのかもしれませんね。

 

というわけで、この日学んだことは…

 

一.「自分が何を重視するか、何を求めるかによって、“最高のセラピスト”は変わってくる」