女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

小さなトンネル

子宮のMRIを撮ってきました。「いくつか筋腫が出来ている」とのことで、その精密検査をするためです。

 

MRI検査は初めてだったのですが、あれってものすご~く狭い&うるさいんですねぇ。検査前に医師から「閉所恐怖症ではないですか?」と確認された時「は?」と思ったけれど(笑)、なるほど、確かに“小さなトンネル”のようで、かなり狭いし圧迫感があります。閉所恐怖症の方が、あの中に入って20~50分間身動きもせず、ひたすらじーっとしているのは相当難しいでしょう。あとは音。終始、「頭のすぐそばで工事が行われているのでありましょうか」と思うほどの大音量でドンドン、ガンガン鳴り続けている。あれでは、小さいお子さんや頭痛持ちの方、大きな音が苦手な方にもだいぶハードルが高そうです。ちなみに私は全然大丈夫でした(笑)。

 

ただ、機械自体は変えられなくとも、改善できる点はあるなと感じました。それは、放射線技師さんの笑顔不足&説明不足(※あくまで今回私が行った病院についてです)。医師、看護師、技師、患者…院内にいる人は全員マスクをしていましたが、マスクの上からでも、会話の際に笑っているか否かということは判別できます。医師は患者の目をしっかり見て話し、マスクの下でにこやかに笑っているのが分かり安心しましたが、私を担当してくれた技師は全く笑っていません。無表情で淡々と話し続け、「もし検査中に気分が悪くなったらこれで知らせてください」と緊急用のスイッチを渡されたのですが、そのスイッチの使い方の説明がないではないか(笑)! ナースコール的な分かりやすいボタンも付いていないし、第一初めて持たされたんだから知っているはずがない。結局、「どうやって使うんですか?」とこちらが訊くまで説明はなかったなぁ。

 

その後、私の体を拘束する作業を進めつつ「20分くらいで終わりますので」と技師。「音がうるさいのでこれを付けます」と装着してくれたヘッドホンからは、小さな音でヒーリングミュージックが流れています。「じゃあ20分間寝てればいいか」と思い、目を閉じて開始を待つことに。

 

検査が始まると、例の工事音が本当にうるさく、ヒーリングミュージックはほぼ聞こえません。「だったらもっと爆音でロックとかメタルとかを流してくれ~ぃ」と思ったのも束の間、疲れていたのかそんな状況下でウトウトしてしまいました(笑)。けれど、しばらくするとヘッドホンから技師の声が。

 

「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ます」

 

え、何? 工事音がうるさい上に、声が小さすぎて何を言っているのか全然聞き取れない。数秒後、あらかじめプログラミングされたような音声(今度は大きめの音)で「イキヲ、スッテ、クダサイ」「イキヲ、ハイテ、トメテクダサイ」という指示があったので「あぁ、そういうことか」と理解できましたが、「いや、最初に言っといておくれよ。心の準備ってものがあるでしょうよ」と思い、トンネル内でちょっと不機嫌になりました(笑)。だって、30秒程度息を止めるというのは、急に言われると結構焦るし、人によっては簡単じゃないと思います。特に、年配の方には結構厳しいんじゃないだろうか。

 

技師は1日に何人も検査するわけで、これまでに何万回と同じ説明を繰り返してきたことでしょう。でも、患者側は一人一人事情が違います。MRIが初めての人もいるし、慣れている人もいる。共通しているのは、検査を受ける=何かしらの病気や怪我がある、もしくは疑いがあるということ。ただでさえ不安なのだから、必要な説明は省略せず、きっちり伝えてほしいな、安心させてほしいなと感じました。あの病院にはMRIを撮るためだけに行ったけれど、もう一度行きたいとは思いません。部屋を出る前、技師さんに「あなたの声が聞こえず、何を言われているのか分からなくて戸惑った」「息を止める箇所があるなら、最初に言っておいてほしかった」と伝えたけれど、あまりピンと来ていないようでした。う~ん、残念。

 

なお、検査結果が出るのは「約5日後」だそうです。全書類は先日お世話になったレディースクリニックへ郵送してもらうことにし、今後の治療方針もそちらで決めようかなと思っています。

 

子宮筋腫、貧血、猛暑での夏バテ(食欲不振等)…このところ連日フラフラの状態だったけれど、「神」が設置してくれたエアコンのおかげで、病院から帰ると自室は天国のようでした。“部屋を適温に保てる”というのは、何と素晴らしくてハッピーなのでしょう♪ あれから毎晩よく眠れるし、集中できるせいか家での仕事もはかどります。改めまして、ありがとう神!