女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㉔公私混同】

多くのセラピストさんは、日々きちんと&素晴らしいお仕事をされています。勉強熱心だったり、極上の癒やしをくれたり。誠にありがたいことです。でも、中にはプロ意識が低いとかお金儲けに走ってるとか(笑)、“正当な報酬を支払うに値しない人”も少なからず存在する。まぁ、これはセラピストさんに限らず、どんな職業でも当てはまることですけどね。


さて。大変唐突ではございますが、私は若い時分から今日に至るまで、「是非ともオーラルセックスをしたい」と望んだことがほぼありません(相手にやってもらうのも、自分がするのも)。

長めのセックスが好きなせいか、胸や秘部を早々に触られるより、耳や背中、脚などを、じっくり時間を掛けて愛撫されるほうがず〜っと気持ちいい。それに、ある程度会話しながらイチャつきたいので、出来ればおクチは空けておきたいのです(といっても、キスは大歓迎♡)。歴代の彼氏達にも同じことを伝え、10代の頃からなるべくオーラル無しのセックスをしてきました。その上で、「もっと気持ちよくなってほしいから舌も使いたい」とか「お返ししてほしいとかじゃなく、単に自分が舐めたいだけ」と主張する人には遠慮なくやってもらう…というスタイル。


私を本筋に戻しますと、今回皆さんにお伝えしたいのは、「セラピストの中には、『舐めてくれ』だの『口でしてほしい』だの、そんなセリフを悪びれもせず吐く輩がいる」という現実です。

もちろん、ユーザー側もそれを望むなら何ひとつ問題はありません。その行為自体が好きな女性もいるし、例えば「彼氏にしてあげる前の練習として」だって構わない。私自身も、セラピストさんの秘部に手を伸ばすことは時々あります。

ただしそれは、「彼はちょっとMっぽいから、焦らして楽しみたいな♪」とか「この人が気持ちよくなってる表情を見てみたい、声を聴いてみたい」等と感じ、あくまで自発的に行うものです。恋人ではなくお客とセラピストなのだから、ユーザーの希望は叶えてもらっても、セラピストの欲求を満たしてあげる義理は全くない。にもかかわらず、自分も快感を与えてもらおうとする輩なんぞ、本当に“名ばかりセラピスト”だと思います。


セラピスト以外にも当てはまることですが、私は“プロ意識を持ち合わせていない職業人”が大嫌いです(笑)。その仕事で収入を得ている以上、バイトだろうが腰掛けだろうが副業だろうが本業だろうが関係ない。どんな職種や立場であれ、工夫して、楽しんで、誇りを持って“プロ”として働いている人は皆さん素敵です。当然、誰でも素人からスタートするわけなので、最初のうちは一人前の仕事が出来なくて当たり前。それを咎めたり責めたりする気は毛頭ありません。私だって、そういう時代を経て今に至っているのですから。


されど、技術や知識、経験が足りなくとも、気持ちを込めたり心を尽くしたりすることは新人にも出来ます。というか、むしろそこが一番の武器になると思う。よって、半人前の社会人にこそあってほしい“心の部分”が欠けていたら、そこには本当に何もないことになってしまいます。セラピストで言えば、どんなに顔がカッコ良くても、仕事中に「舐めてほしい」などと口にするヤツ(笑)は心底しょうもない。それはプライベートで勝手にやればいい話で、職場に持ち込むなんて言語道断です。


“平気で公私混同する職業人”に、ロクな人間はおりませんのでね〜(私調べ・笑)。