女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

【コラム㊳ノー性感の不思議】

女性用風俗は、当たり前ですが「風俗」です。読んで字の如く、「性的なサービスを提供するお店」に他なりません。されど実際は、単にデートをしたり食事を楽しんだり、カラオケに行ったり悩みや愚痴を聞いてもらったり──“性感以外の目的”で利用するユーザーさんも結構多いんだとか(毎度お馴染み私調べ・汗)。


私も諸事情で「デートコース」を利用したことがありまして、当日楽しかったは楽しかった。でも…本音を言えば、今後はもういいかな〜(笑)。デートを楽しむだけならもっとお手軽な料金のサービスは他にたくさんあるし、相手が“女風のセラピスト”である必要性は全く感じない。まぁ、性の悩みを相談したい場合は合点がいきますけどね。私自身もそうですが、友達や親しい人には“性に関すること”ってなかなか話せませんからねぇ。


さて。私が何より不思議に思うのは、以下の点です。

「“仕事として性的なサービスを提供してくれる男性”と一緒にいて、ムラムラしちゃわないの? 襲いたくなっちゃわないの?」


初指名のセラピストさんならいざ知らず、リピートしているセラピストさんの場合、“既にあんなことやこんなことをしている仲”なわけです。しかもリピート指名=つまり、そのセラピストさんをだいぶ気に入っている証拠。タイプの男性&堂々とエロいことをしてオッケーな男性を前に、よく理性が保てるなぁと感心しきりです。


正直、私には全然無理ですね(きっぱり)! セラピストさんがしてくれる“メンタル面のケア”ももちろん大事だけれど、それは“肉体的快感”が共にあってのことというか、単品ではなく、あくまでセットでお願いしたいというか♡♡♡   そう考えると、「私って、自分が思うよりずーっとエロいのかもしれない」「もしや性に貪欲なのかも」等と思ったり致します。俄然、自分のことは知っているようで知らない…いや、“まだ分かっていない部分”が多いような気がしてまいりました。


人生も相当面白いけど、人間って面白いですよね。少なくとも私は、三十数年生きていても分からないこと、未知なることだらけでございます、ハイ(笑)。