女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 二十四. 裏引き》

皆さまは、「裏引き」という言葉をご存知でしょうか。

私は“ホスト界の業界用語”だと勝手に思い込んでいたのですが、2019年秋に女風ユーザーとなって以降、キャバクラや風俗ほか、ナイトワーク全般で用いられる言葉なのだと知りました。

 

簡単に言うと、裏引きとは…「お店に所属しているキャスト(嬢やセラピスト)が、お店を通さずにお客と会ってサービスを提供し、報酬を受け取る行為」のことです。


裏引きは、キャスト側から誘うこともあれば、お客側から誘うこともあるんだとか。キャストは儲けを丸々自分の懐に入れたいし、お客は好きなキャストを独占したい──なるほど、なるほど。気持ちは分からなくもないけれど、もし誘われても絶っっっ対に手を出してはいけません。デメリットしかありません。何年か前に、複数のお笑い芸人さんたちが「闇営業」(←所属事務所を通さず、依頼主から直接仕事を請け負って報酬を得る)で大変なことになりましたよね? あれがいい例です。


「お店抜きで会いたいな♡」と甘〜く囁かれたとて、それは当然プライベートなどではなく、普通に裏引きのお誘いです(笑)。バレでもしたら高額罰金ものだし、何よりお店を介さない場合、関係が悪化したとき窮地に陥るのは必至でしょう。金銭トラブルや痴情のもつれ等、諸々を全て自分たちで解決しないといけなくなります。最悪、身バレやら刃傷沙汰やらに発展してしまう可能性だってある。


私は女風ユーザー歴3年弱で、セラピストの皆さんには心身ともに癒やしてもらってきたし、感謝もしています。されど同時に、「そんなリスクを背負ってまで利用するものでもないよな〜」とも思います。したがって、裏引きの提案をされた場合、そのセラピストさんは即切ります。オーナーさんに報告するとかまではしないけど、「残念。そういう人なんだね…」と一瞬でめちゃくちゃ冷めてしまう(笑)。


世の中にはいろんな人がいます。セラピストもいろいろです。素敵な人もいるし、そうじゃない人もいる。そこは“己の目”で見極めつつ、今後も楽しい女風ライフを送れたらと思っております♪