女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

聴力過信

10月に入り、今クールのアニメが続々スタート致しました。心待ちにしていた「SPY×FAMILY(第2期)」(テレビ東京)をはじめ、様々なジャンルの作品を楽しませてもらっています。

だがしかーし! 先日、信頼していた“自分の耳”に裏切られてしまう出来事が…。本日はそんなお話です。興味のない方は、華麗にスルーしてくださいませ。

 

今月1日より放送が始まった、「後宮の烏(こうきゅうのからす)」(TOKYO MX)。妖しく美しいキャラクターデザインと、古の中国っぽい独特な世界観に目を奪われ、第1話から画面にかじりついて視聴。原作小説「後宮の烏」(白川紺子著)は未読なのですが、次回本屋さんに行ったら全7巻を買い揃えてしまいそうな予感がしております。自室では、購入したきりページをめくれていない本たちが、今か今かと読まれる順番を待っているというのに…困りましたねぇ(汗)。

 

過去にも何度か書いている通り、私は大の声フェチゆえ、好きな声優さんが大勢います。ただ、「推しが出ている作品は全て観る」タイプのファンではなく、「作品自体が好きだから観る。そこに推しも出ていたらラッキー」というタイプのファンです。よって、キャストが誰なのかを調べないまま視聴するアニメも多く、観始めてから「作画も良いがCV(キャラクターボイス)も良い」となるケースが多々あります。「後宮の烏」もまさにそう。観ている途中で「あ、このキャラ◯◯さんなんだ〜♪」等と気付けて楽しいです。

 

さてさて。主人公・烏妃(うひ)を演じるのは水野朔さん。まだお若く、「主役を務めるのは今回が初めて」(←番組公式サイトより)だそう。ですがキャラクターの人物像とよく合っており、大変魅力的な声をしておられます。今後の更なるご活躍に期待大!です。

続いて皇帝・高峻(こうしゅん)を演じるのは水中雅章さん。失礼ながらお名前を存じ上げず、この度の作品で知った次第。そして知らなかったがための悲劇と言いますか、プチショックが到来したのでございます…。

 

そのショックとは──

初回放送を視聴した際、水中さんの第一声を耳にして、「わ!  小野大輔さんだ♡」と盛大に聴き間違えてしまったことです。

 

一応ご説明しますと、小野大輔さんというのは、キャリア中堅の人気声優さん。私が心から愛する漫画「黒執事」(枢やな著)のセバスチャン・ミカエリス役を演じてくださった方で、「黒執事」ファンにとっては“動くセバスチャン”に見事、命を吹き込んでくれた大切な存在です。イメージ通り…いえ、イメージ以上のセバスチャンに感動+感激し、アニメ「黒執事」が放送された2008年から今日に至るまで、ひっそりと応援し続けています。

小野さんは、正真正銘のとんでもないイケボの持ち主でありながら、非常に幅広い役柄をこなせる声優さんです。私が言うのもおこがましいけれど、演技力も表現力もアドリブ力もハイレベル。彼がCVを務めた全作品を観ているわけではありませんが、この14年間、小野さんの声は沢山聴いてきたつもりでした。プラス、私は学生時代に自分でも音楽をやっていたし、公私ともに「音楽に触れる量」がかなり多いので、“耳の良さ”“聴き分ける力”にも自信があった。

 

嗚呼それなのに、それなのに…。何度クレジットを確認しても、「小野大輔」の文字がどこにも見当たらないのです(出演していないのだから当たり前・泣)。14年間推し続けている声優さんの声を聴き間違えるとは、何たる不覚! 何たる失態!

 

私は、好きな作品の円盤は購入して手元に置く&売り上げに貢献する主義ですが、声優さんのイベントに行ったり、直接応援メッセージを送ったりした経験はありません。ですから、推しの皆さま方が私という“いちファン”を認識することは絶対にないのだけれど、今回、気付いたら口からこの言葉が出ていました。

「小野さん、浮気してごめんなさいぃぃぃ(号泣)」

 

日頃よりいろんな声優さんを応援しているのだから、浮気も何もないんですけど(笑)、「推しの声を聴き間違える」という自分でも信じられないことが起きてしまったために、そりゃもうめちゃくちゃ動揺しましたねぇ…。アニメを観ていて“知らない声”“初めて聴く声”には山ほど出会いますが、別人の声を推しの声と聴き間違えたのは人生初です。心底驚いたしショックでした。これは、「己の聴力を過信するな」「もっと耳を鍛えよ」というお告げか何かなのでありましょうか…?

取り急ぎの措置として、「黒執事」のBlu-rayをイチから観返すことに致します。ヘッドホンをつけて、“声”に全集中して観ます。修業して出直します‼︎‼︎‼︎

 

それはそうと、「後宮の烏」のオープニング曲「MYSTERIOUS 」(女王蜂)がもんのすごく良いです♪ 特にサビ部分はゾクゾクが止まりませんでした。神秘的で妖しくて、でも力強い意志を感じさせる歌声。メロディー・拍・歌詞もいい意味で癖が強く、一度聴いたが最後、耳から離れません。あのオープニング(映像+音楽)で、「後宮の烏」の世界により深〜く没入することが出来ます。ありがとう、女王蜂♡