女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

助兵衛

女風ユーザーとなってから、丸3年。4年目へ突入したまさにその日、初めて「大阪出身」のセラピストさんを指名してみました。

私自身は東京生まれ・東京育ちですが、関西出身の友人は多いほうだと思います。関西独特のノリだったり、驚くほど近い距離感(笑)だったりも好きだし、方言にも馴染みがある。けれど、関西の方々との日常会話は豊富でも、“ベッドの上でのトーク”をした経験はゼロ。よって、その点も楽しみにしながら新規指名したのでありました。


指名したAさん(仮名)と、待ち合わせ場所で「はじめまして」すると、ラッキーなことにかなりタイプ♡ 明るくてフレンドリーな性格、話し上手且つ聴き上手、筋肉隆々ボディー、低音ボイス、美しい歯並びと、文句のつけようがございません。

ホテル着後のカウンセリングも実にスムーズ。絶妙な塩梅でボディータッチしつつ、会話の中に自然と笑いを織り交ぜてくれるので、“肉体的距離”も“心理的距離”もすんなり縮まったように思います。さすが、生粋の大阪人。


シャワー後、いざプレイ開始。普通のマッサージ→性感マッサージで私が昂ってくると、Aさんはこれでもかと卑猥な台詞を口にし続けます。

「感じてる顔、最高やわぁ」

「今、俺に何されてるか言うてみ?」

「ここ、ぐっちょぐちょやんか。もっと音聞かしたるな」

「めっちゃ腰動いてんで。あんま煽んなや」

「もうガッチガチや。なぁ、俺のも触ってくれへん?」

…等々。

 

「事前に『俺はS』だとは言ってたけど、なるほど、言葉攻めが好きなのか〜。それにしてもよく喋るなぁ。雑談だけじゃなく、施術中もこんなにずーっと喋ってるセラピストさんは初めてかも。っていうか、段々面白くなってきちゃったんだけどどうしよう? Aさんが繰り出すいろんな台詞が、鶴光師匠の『ええか〜、ええのんか〜、最高か〜』に聞こえて仕方ないんですけどー(笑)!」〈以上、心の声〉


そんなわけで、途中からは快感よりも“おもしろ”に意識が向いてしまい、プレイにあまり集中できなかったような気が致します…。言葉で攻められるなら、“生まれ育った土地の言葉”(私であれば標準語)のほうがしっくり来るのかもしれませんね。

ただ、妙に興奮したといいますか、思わず「ギュン‼︎」となった台詞もありました。それは「自分、助兵衛やな」というフレーズ(*大阪では、相手を指して=つまり二人称として「自分」を使う割合が高め。標準語に訳すと「君、エッチだね」という感じでしょうか)。


「エロいね」とか「やらしいね」とかは言われたことがあるけれど、「スケベだね」というのは公私共に一度もありません。なのに、その「スケベ」を通り越しての「助兵衛」です。“すけべぇ”って、字面も響きもめちゃくちゃエロくないですか(笑)? スケベじゃなく「すけべぇ」と発音する人に、人生で初めてお目にかかりました。私は大の声フェチ(しかも低音ボイスが大好物♡)ゆえ、耳元で「助兵衛やな」と囁かれた瞬間、何かがギュン&じゅん(笑)! 気持ちよかったし面白かったから、もう一回くらい彼を指名しようかしらん♪