女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

たちみみすみみ

指名2回目となるAさん(仮名)は、お顔・服装・言動のどれを取っても実に爽やかな青年です。いかほどかと申しますと、たとえ猛暑日でも、待ち合わせ場所で彼の笑顔を目にした瞬間、清涼な風が吹き抜けたような錯覚に陥ってしまうくらいの爽やかさ。イメージで言うと、スポーツ飲料のCMみたいな感じでしょうか。健康的なカッコよさをお持ちの方なので、既に一度会ってあんなことやこんなことをしている仲なのにもかかわらず、「今からこの人とめっちゃエロいことをする」という想像が非常にしづらい...という点が個人的にツボなセラピストさんでもあります(笑)。


さて。ホテル到着後は、洗面所へ直行して仲良くうがい&手洗い。部屋に移動しようとしたら、「すぐお風呂の準備してくるから、ここで待っててくれない?  (シャワーの前に)髪結んであげる〜♪」と彼。へぇ、それはどのセラピストさんにもしてもらったことないな。ちょっと嬉しい。

Aさんは「お待たせ」と優しくバックハグしつつ、慣れた手つきで髪を耳にかけてくれます。しばしうっとりしていると、「◯◯(←私の名前)の耳、すごくおいしそうだよね。食べてもいい?」という予想外の一言が。まだ何の返事もしていないのに、右耳を激しい攻めが襲います。私は耳が性感帯の一つだし、唐突だったことも手伝って、自分でも驚くほど甘い声が漏れ、大きく身をよじってしまいました。

「反応いいね、すっごい興奮してきた。言い方変えるよ。今から耳、めちゃくちゃに犯していい?」


“耳をめちゃくちゃに犯す”というフレーズは、近距離で囁かれると大変扇情的で、何やら全身がぞわっと致しました。彼は自ら発した言葉と私のリアクションでさらに昂ったのか、バックハグを解除→私を壁際に追いやり押し付ける→手首を強く掴んで動けないようしっかりホールド。そして執拗に“耳だけ”を愛撫し続けます。

耳全体を舌でなぞられ、耳たぶを甘噛みされ、遠慮も容赦もなく、尖った舌先を奥の奥まで突っ込まれる──。体感では、それが10分以上続いたように感じました。背中を壁に預けている状態とはいえ、弱点である耳を愛撫され続けた私は、だいぶ腰にきています。全然力が入らず、少しの油断でふにゃりと座り込んでしまいそう。


「だめ、もう立ってられない…」

「じゃあ脚開いて。僕が支えといてあげるよ」

彼はそう言うと、私の両脚の間に、自分の左脚を無理矢理ねじ込みます。加えてその勢いを一切緩めず、太腿や膝で秘部をグリグリしてくる。何だろう、これ。すっごく恥ずかしい。

「うわ〜、やらしい格好。ねぇ。ここ、自分から擦り付けてない?」

「違う。Aが耳ばっか攻めるから腰が…」

「攻める、じゃなくて『犯す』でしょ? 言ってみてよ、『耳犯されて気持ちよくなってます』って」

「やだ」

「言えよ」

「………」

「言わないならやめるよ」

「何で今日そんな意地悪なの⁉︎ この前は違ったよね?」

「今日は今日だよ、この前は関係ない。いいから、『もっと耳犯してください』って言えよ。早く」

 

Aさんが爽やかで優しい青年なのは紛れもない事実ですが、洗面所での彼は荒々しくて強引で、言うなれば野獣。初回及びメッセージのやり取り等で大体の人柄が分かっているため、強い口調にも特段恐怖心は抱かなかったけれど、“耳を攻める時のみドSに変身しちゃう人”とでもいいましょうか。目つきも言葉遣いも力加減も、普段とガラッと変わるタイプのセラピストさんだったんですねぇ。初指名の時はすごーくお行儀が良かったから(笑)、その性癖にはちっとも気付かなかったなぁ。

後で詳しく訊いたところ、彼は「相当な耳フェチ」なんだとか。中でも「“立ち耳”と“すみみ”が大好き」だそうで、「◯◯はタイプの耳だから本当は最初からかぶりつきたかったけど、それはさすがに自重したよね〜。初対面で『耳犯す』とか言われたら怖いでしょ?」と笑っていました。


ところで。“立ち耳”の自覚は昔からあるし、自分でも割と気に入っているのですが、“すみみ”というのは初めて出会った単語です。

「ねぇ、“すみみ”って何?」

「あぁ、自分で考えた造語だよ。僕、ピアスとかイヤーカフとか香水とか、“何もつけてないそのままの耳”が好きなんだよね。ノーメイクのこと素っぴんって言うじゃん? だから、素に耳で“素耳”って呼んでる」

「なるほどね、面白いね。私も使っていい?」

「いいよー。その代わり、ずっと素耳でいてほしいな。僕耳フェチな分、“耳へのこだわり”がかなり強いんだよね。一番好きなのが立ち耳、次が素耳。しかも◯◯、結構薄めじゃん? 僕分厚い耳より、薄くて光通しちゃう感じの耳が好きなんだ。だから、自然光の下でハーフアップとかにしてくれたらもう最高。あ‼︎  今度外で食べてみたいなぁ。次はホテル行く前に公園とか寄ってさ、周りの人にバレないようにこっそり耳犯させてくれない?」

「うん、バレないならいいよ♡…って承知するわけあるか〜い(笑)!」

「やっぱそうだよね、普通にダメだよね(笑)」


耳の話になった途端、ものすご〜く口数が増え、目が爛々としてしまうAさん。“通常モード”とのギャップが激しくて興味深いし、「己の欲望に忠実な人だなぁ」と感心すらしてしまった次第です。

私は耳を攻められるのが大好き、彼は耳を攻める…いえ、「耳を犯す」のが大好き。つまり、見事に需要と供給がマッチしておりますゆえ、彼のローテーション入りは速攻で決定したのでありました。まぁ「外で」というのはちょっとアレですけれども(汗)、今後、彼を指名することで“耳攻めに特化したプレイ”がいろいろ堪能できそうな予感がプンプン致します♡♡♡ 鳴呼、楽しみ〜♪