女風は、用法・用量を守って正しく利用いたしましょう。

既婚ユーザー・ネギブロコの女性用風俗利用日記+日常譚

《小噺 三十九. お仕置きとご褒美》

「会うの久々すぎない? 他のヤツばっか指名してさー、俺のことは4ヶ月放置だもんなぁ。こう見えて、俺かなり寂しかったんだけど。その分、後でた〜っぷりお仕置きしちゃうから覚悟しててね♪」


上記の台詞内に含まれる、「お仕置き」というワード。セラピストさんがこのワードを発した場合、嬉しかったりワクワクしたりするユーザーもいれば、そうでないユーザーもいることでありましょう。かくいう私は、「なぜ私が罰せられるのだ? あなたに仕置きされるようなことをした覚えはないのだが」とまでは思わないまでも(笑)、「私、“言葉攻め”で昂るタイプじゃないんだよねぇ。こういうの、プレイ中も繰り出されたりしたら面倒だな…」みたいな心配は多少致しますね、ハイ。

 

 

さてさて。私は独身時代、何人かのM彼氏と付き合った経験がございます。レベル的には「ちょっとMっぽい人」から真性ドMまでバラつきがあるけれど、“反応のよいプレイ”とともに“反応のよい言葉”が各々違うのが面白いというか、非常に興味深かった。


例えば。ほぼ同じ内容の“焦らしプレイ”を行うにしても、Aさんには「お仕置きだよ」と告げるほうが、Bさんには「ご褒美だよ」と告げるほうが効果的だったりするんですよね。

私は長らく出版社勤めだったこともあり、言葉そのものに強い関心を抱いておりますゆえ、言い回しの違いだけで、相手の表情や興奮度合いがガラリと変わることが楽しかったし、誤解を恐れずに言えば「興味の対象」だった。本来、私自身はSでもMでもないニュートラルなのに、M彼氏達から“Sとしての役割”を求められても(余程でない限り)拒否しなかったのは、“言葉への関心度”が異様に高いことも、理由の一つに挙げられるかもしれません。

もちろん、「彼氏が大好き」「彼氏が喜ぶことをしてあげたい」という気持ちが根底にあってのことなので、女風のセラピストさんと比較するのは酷といいますか、根本的に違うとは思うんですけれども(汗)、冒頭の台詞を聞いた時、「やっぱり言葉って面白いし、相当奥が深いよなぁ」とあらためて実感したのでありました。


ちなみに。「お仕置き」というワード自体には別段昂らないものの、プレイの中で実際にされた“お仕置き”はすんごく気持ちよかったです、グフ♡